ツーリング写真における天の川の撮影方法と天の川撮影スポット

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、今回はツーリング写真における天の川の撮影方法をいってみたいと思います。

最近、InstagramやFacebookの写真グループなどで綺麗に天の川を撮った写真が増えましたよね。ああいった天の川の写真って例えば信州とか北海道とか、空気が綺麗で標高の高い山に行かないと見れない…とお思いではありませんか?

今回は私の住む千葉県から撮った天の川の作品を例に解説いたします。おおまかに・撮影に必要な機材・撮影場所・時間・方角そして撮影方法とLightroomレタッチといった項目で解説したいと思います。

 

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 S30SEC ISO1250

この写真はつい先日、7月13日の夜に撮影しました。房総半島の南、館山市にある人気のツーリングスポット 房総フラワーラインの途中にある伊戸という所です。この海岸に向かってのびるS字カーブのポイントは、バイク雑誌や旅行誌なんかでも頻繁に使われる撮影スポットなんですよ。上の方に写っている光線は流れ星っぽいですが飛行機です。通常なら邪魔な要素ですが逆転の発想で流れ星に見立てたアクセント被写体にしてみました。




1.天の川の撮影で必要な機材

以前に当ブログ 究極のツーリング写真ではツーリングに適したカメラ選びの基準として使いやすいお気に入りであること撮りたい写真が撮れることという話をしました。天の川の写真を撮るとなると、どんなカメラでも撮れるということはありません。残念ながらスマホやコンデジのエントリーモデルは選択肢から除外されます。マニュアル露出ができず、高感度にも弱いからです。

カメラはマニュアル露出のできる一眼レフカメラ、ミラーレスカメラがお勧めです。なるべく高感度でも低ノイズなモデルが良いでしょう。

レンズは14~24mm程度の広角レンズで解放は最低でもF2.8は欲しいところです。上の写真のように星空全体も取り込むなら14mm、天の川をより大きい割合で撮るなら24mmくらいが良いと思います※。

※フルサイズ機の場合

カメラ以外に必要なものは安定の良いしっかりした三脚。アルミ製の簡易的な三脚は価格が安いだけでなく、バイクで持ち運ぶのに軽量で便利ですが天の川の写真を撮る場合はしっかりた三脚を使用しましょう。シャッターは30秒も開けるので微風で揺れるような三脚ではブレが発生します。私の場合はGITZOの2型三脚を使用しています。

ワイヤーレリーズはカメラ本体にあるタイマー機能がマニュアル露出やバルブ撮影の時に使えないカメラの場合に必要です。三脚にしっかりカメラを固定したつもりでも、シャッターボタンを押す瞬間の僅かな揺れが天の川の写真の場合は影響してしまうのです。カメラを揺らさずシャッターを切る必要があるのでタイマーかワイヤー(ワイヤレス)レリーズが必要なのです。

その他、作業用にも使えるLEDライトはバイクや道路を照らすのに便利なので2個くらいは持っていきましょう。

2.天の川の方角、時間、場所など

2018年7月の天の川の見える方角は南東の空です。時間が遅くなるにつれて南から南西に変わっていきます。今の季節は少し低いです。天の川の方角は月によって変わってくるので事前に調べるか星座の位置が簡単に分かるStarWalkなどのアプリを利用しましょう。

撮影時間については今の季節は日没が19時近くと遅いので19時台ではまだ空に明るみが残っています。21時くらいからが撮影に適した時間と言えそうです。ちなみに私の撮った上の天の川の写真の場合は22時41分です。この時間だと天の川の位置はほぼ南でした。

場所はなるべく町明かりから離れた場所が望ましいです。上の写真でも千倉町あたりのちょっとした町明かりでさえ、ここまで影響してしまいます。撮影地自体も街灯などがあるとダメで真っ暗闇なほど条件が良くなります。

そして重要なポイントは新月を狙うことです。月明かりがあると天の川の写真はうまく撮れないのです。月齢カレンダーを見て新月の日をチェックし、お天気が快晴の日がチャンスですよ!




3.天の川の写真の撮り方

次に撮影方法です。カメラに広角レンズをセットしたらマニュアルフォーカスにして距離目盛を無限遠の位置にします。三脚の高さは低いほど安定が良いですが上の天の川の写真のように道路も構図に入れたい場合は止む得ず高くします。その場合は三脚にストーンバッグなどを取り付けて揺れ対策をしましょう。風が吹いている日は特に注意が必要です。

次に構図の作り方ですが実際の撮影現場は真っ暗闇です。事前に用意した作業用のLEDライトをバイクを停めた方向に向けて照らしてみましょう。そしてファインダー(またはモニター上)でバイクの大まかな位置を決めたら試し撮りをします。

試し撮りは構図の確認用ですのでノイズが多くてもピントが甘くても大丈夫です。感度をISO10000などに上げて何度か撮って構図を調整してください。

構図やピントが決まったら天の川の写真の本番です。撮影モードをマニュアル露出またはバルブモードに切り替えて絞りは解放値、シャッター速度は30秒、ISO感度は空の明るさに合わせて調整しますが、概ねISO1000~2000の間です。

シャッターはカメラ本体のタイマー機能を使うか、レリーズリモコン等を使ってシャッターを押す瞬間の揺れに配慮しましょう。

撮影画像の確認としてモニターをプレビューする時の注意点は、暗がりに慣れた目は例え真っ暗な写真でも、液晶のバックライトが眩しく感じるものです。これを十分に明るいと勘違いしやすいので、最初のうちはヒストグラムを表示させて確認することをお勧めします。

4.天の川の撮影スポット


千葉県館山市のフラワーライン沿い 伊戸だいぼ工房という道の駅のような場所へ入る数百メートルの道です。天の川が雲に隠れてしまっている場合、伊戸だいぼ工房の駐車場に自販機とトイレがありますので雲がとれるまで待機するには良いでしょう。

最初にも書きましたがバイク雑誌やクルマ雑誌でよく登場するロケ地です。このように天気が良ければ昼間でも十分に良い写真が撮れる人気の撮影スポットです。ちなみにこの写真は1枚目の天の川の写真を撮った日の昼に撮影です。

もちろん天の川の撮影スポットであることは知られておりません。房総半島で天の川を撮るなら御宿町にある秘境の海岸 大波月(おおはづき)海岸が有名ですが、こちらはバイクを撮影地に入れるのは無理です。サーフィンの東京五輪会場でも有名な東浪見の釣ヶ崎海岸は駐車場の鳥居越しに天の川が撮れます。しかし夏の海岸の駐車場なので撮影がはかどるか疑問です。

この伊戸のS字は究極のツーリング写真の読者の皆さま限定で公開ですので内緒にしてくださいね。

5.天の川写真のLightroomレタッチ方法

 …は次回に続く!!

 





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