北海道ツーリング 長い直線道路の写真の撮り方<矢羽を活用しよう>編

まだまだ続いております、北海道ツーリングの直線道路のかっこいい撮り方シリーズ

前回の続きでございます。

北海道をツーリングしていると道路でよく見かける光景「矢羽」。これは積雪時に道路の端っこがドコにあるのか表示するものです。今回はそんな矢羽のある道の景色をいかにツーリング写真にするか解説してみたいと思います。

F6.3  1/200  ISO100

この写真は知床半島をショートカットするR244です。知床に雨雲レーダーがビッシリと水色だったので、回避ルートで走っていたのですが、すぐ近くのR244は晴れているという、いかにも北海道ツーリングなシチュエーションでした。

この道はそれほど長い直線ではありませんが、鬱蒼とした木々のなか関東の夏のように暑く道の先がゆらめいています。連続する矢羽は走行車線側が赤で対向車線側は黄色。色味の少ない風景に刺し色として大変効果的と言えます。

この写真では矢羽を効果的に使ったというより蜃気楼のようにゆらめく道の先の様子を大事に表現した1枚です。こういった効果もやはり例に漏れず望遠を使うというのがポイントです。




 

F6.3 1/400 ISO100

この写真はオホーツク海側を走るR238で枝幸の辺りだったと思います。もう数百メートルも先は雨が強く降っていて、対向車もワイパーが動いていました。この雨の境界を望遠レンズで撮ってやろうと思い、レインウェアーを着るついでも兼ねて撮影に挑みました。この写真は600mmという望遠を使ってたくさんの矢羽を一気に圧縮したのが一番のポイントです。望遠で圧縮すると遠くの被写体を大きく引き寄せるだけでなく、空気中に含まれている水分や塵なども圧縮するため空気感の表現にも効果的です。

被写体はあえて一般車をフレーム際に入れて、生活道路であるという意味合いを持たせてみました。路肩に停車させたR1200GS-ADVENTUREについてはライダーの存在を予感させるのにハザードを点灯させ、緊急停止風に演出してみました。(駐車禁止の区間ですが運転手が近くにいるので停車ですからね)

こういった普通の人がわざわざ写真など撮らないであろう、普通の道もこのように料理すると面白いです。矢羽に限らず何か気になったポイントに注目して、安全に停まれそうな場所であれば停まって撮影に挑戦してみましょう。

直線道路を撮るなら望遠レンズ、ですからね!!




さすがに4回も続けるのはクドいと言われそうなので、北海道ツーリング 長い直線道路の撮り方シリーズは今回でいったん終わりでございます。私はオートバイの旅を芸術写真とし、旅の美しい世界観を世に発信したい、そんな想いでツーリング写真を撮っています。活動テーマは「ツーリングのワンシーンを切り取る」です。バイク旅の魅力を写真作品として伝えるにあたり、最もコンセプトを効果的に表現できるシーンが「道」であると考えます。

道はそこに至るまでの旅路、これから起きる旅の時間を予感させます。バイク、ライダー、道この3つがあるだけでツーリング写真として成立するのではなかろうか…最近はそんな風に感じます。

この夏、私はまた北海道を旅します。本州ではなかなか見ることのできない旅情たっぷりの道を私なりに作品にできたら嬉しいなと思います。究極のツーリング写真の読者の皆さまも、もし今夏に北海道ツーリングに行かれるのでしたら、ぜひ旅情ある渋い道の写真を撮ってくださいね。

それでは!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

一枚目の写真 国道244号 斜里国道

2枚目の写真 国道238号 オホーツクライン