鉄道×バイク写真を成功させるカギは主従関係にあり 構図を解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、鉄道はお好きですか?バイクも好きだけど鉄道も大好き!という方は写真好きライダーに多くいらっしゃるのではないでしょうか。

かくいう私も根っからの鉄道ファンではありませんが、自宅から1時間も走れば千葉県の人気ローカル”小湊鉄道”沿線に行けるので、よくツーリング写真と鉄道を組み合わせて撮ります。

しかし鉄道とバイクを組み合わせて撮るって、意外と難しいですよね。なぜ難しいのか?それは被写体が2つ存在していることにより、作品の意図がボヤけやすいのが原因です。今回はその辺がスッキリできるよう作例を元に解説してみようと思います。




EOS1Dx F10 + SIGMA150-600mmF5-5.6DG

~主従関係を明らかにしよう~

とても簡単なことです、鉄道が主役でバイクは脇役か、その逆でバイクが主役で鉄道が脇役か?このどちらかハッキリさせて構図を作るのです。そして誰に見せても「この写真の主役は何だと思いますか?」という質問に同じ答えが返ってくるように明らかに撮る事です。

上の作例であれば望遠レンズで迫力のボリューム感で撮った鉄道が主役、バイクはピントを合わせていませんし、フレーミングで1/3は枠外です。主従関係を鉄道側にしバイクの存在を弱めた構図です。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

続いてこちらの作例をご覧ください。画面内の手前側はほとんど日陰なのですが、隙間から差し込むような光でスポット的に日向がありました。その位置にバイクを停めてローアングルで撮影しています。そしてシャッター速度を遅くして走りゆく電車はブラして撮ってみました。つまりこの写真はバイクが主題で電車は脇役です。

多くの場合、電車とバイクの両方を画面内におさめて「両方撮ることに成功した!」と満足して終わりにしてしまう、これが大きな落とし穴です。大切なことは作品内で主題を明らかにすること、作者の意図を伝えることです。

ここで、全ての場合ではありませんが覚えておくと損はしない知識。鉄道を主題にする場合は望遠レンズ。バイクを主役にしたい場合は広角レンズと覚えましょう。以前も少し解説しましたが寄せる望遠レンズ、寄る広角レンズの法則です。実際に上の2つの作例もそうです。1枚目の小湊鉄道は望遠レンズ、2枚目の夷隅鉄道の写真は35㎜の広角レンズなんですよ。

最初はなかなか「もったいない」「せっかくなんだから」という感情に負けて、両者を完璧に撮ろうと思ってしまいます。その結果、どっちつかずを撮ってしまい平凡写真の完成となってしまうのです。もし撮影に行かれる対象の路線が本数の多い電車であれば、ぜひ次の3枚の写真を撮ってみてください。

1.電車が主役の写真 2.バイクが主役の写真 3.電車とバイクの両方が主役の写真。 後で良いな、と思える作品誰かに見せたいなと思える作品になるのは、きっと1または2だと思います。

小湊鉄道やいすみ鉄道のように本数が少ないローカル線では色々試すのは難しいので、電車がくるまでの間に予めイメージを固めて一発勝負といきましょうね。

それではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

カシオ エクシリム EX-10

出勤前に歩道からふとフェンス越しの空き地に目をやると、雑草に良い感じの光が当たっているのを発見しました。透過具合が美しくフェンスと一緒でもいいから撮りたいと思って撮った1枚です。こういったケースでは「フェンス邪魔だなぁ」と思って撮ればフェンスが不快に写った写真になりますし、「フェンスも撮ってあげよう」と思って撮れば不思議なことにフェンスもソレっぽく写るものです。