粋でアートなツーリング写真<初級>ツーリング写真解説

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは見知らぬ誰かに「何をしている方ですか?」と聞かれたらどうお答えになりますか?

多くの方が職業を回答すると思います。「普通のサラリーマンですよ」とか「公務員です」とか「もう年金生活ですわ~」とか。

でも人間の生き方って職業が全てではないですよね。「旅人です」とか「芸術家です」と胸を張って答える人がもっと増えればいいのに。そんな風に最近思います。これはサラリーマンを否定する意味ではなく、あくまで何のために生きているのかを答えられる人という意味です。普段はサラリーマンだけど旅人です、とか鳶職人だけど登山家ですとかね。

私は生業はサラリーマンですが写真家ですと答えたいです。そしていつか、誰に聞かれても胸を張ってそう答えられるように写真道を究めていきたいと思います。





さて今回の<初級>ツーリング写真解説では少しテイストの違ったアートな作例でのご紹介です。

RICHO GR F5 1/45 ISO100

 

こちらの作例は、いつものツーリングルートにある自販機コーナーで撮った1枚です。どれにしようか選んでいるときに、反射する愛車の姿を発見しました。デザインの「色」の要素である黄色、ピンク、紺があり、「B」の文字もデザインに効いていると感じました。

この時は一眼レフは持っていなかったので、リコーGRで撮ってみました。本当は缶ジュースの文字は読めないくらいボカしたかったのですが、それはGRでは難しかったので敢えての読める構図にしてみました。

我々、日本人からすると自販機は見慣れた風景ですが、例えば海外の方が見ると自販機のある風景は異国を感じるそうです。なので、この写真をもし海外の方に見てもらったら、どんな反応が返ってくるか楽しみでもあります。





写真の観賞者は文字があれば読もうとします。しかし外国の読めない文字だった場合は、その文字から出す雰囲気を読み取り想像を馳せます。外国の新聞紙に包まれた雑貨がオシャレに見えるのはこのためです。

ちょっとした発想の転換と、いつも被写体を探している目、これらは写真の楽しさを知っている人が当たり前のようにやっている事です。発想の転換は完全に遊び感覚でOKです。被写体を探す目は日常的にいつも持ち合わせておくと、自然と訓練されて審美眼が養われます。

素晴しい景色のところへ行こう、テクニックを駆使してスゴい写真を撮ろう、それも大切ですが、まずは遊び感覚で何でも撮ってみましょう。自分の中に眠っている好奇心を覚醒させるのです。

撮っているときも、出来あがった写真もとても楽しくてワクワクしますよ。

それではまた!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング