天邪鬼こそ良作を生み出す鍵となる<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは普通ですか??っと突然変な質問ですが、今回は普通か変わった人か?普通は果たして正しいのか?という少し変わったお話です。

当ブログでは以前より良き作品には個性があり作者の意図(表現)が明確であると書いてきました。しかし表現を考えるにあたり個性的に撮ろうと意識したところで成功するとは限りません。

例えば桜の風景。これを作品にしようと考えたとき普通だったら爽やかな青空のもと満開の桜を画面一杯に撮りますよね。しかしそれって良く見かける写真ではないでしょうか?「人と同じでは面白くないな」こういった天邪鬼的な発想が作品に個性を与えるきっかけになります。

この写真を撮ったとき、良いお天気で順光で撮れば爽やかな青空が背景になったはずですが、ここでは逆光側からカメラを構えて桜の花に輝きを与えてみました。青空は表現できませんが印象的な写真に仕上がったのではと思います。

たったこれだけのことで作品に個性が生まれるのです。





自分らしさを…なんて頭で考えるよりも効果的なのは脳裏に存在している誰かの撮った写真を削除することです。それは雑誌や広告にあるような写真だったりSNSやコンテストで見かけた自分の好きな写真であったり、いろいろですが無意識にそれらをお手本にしてしまうと当然ですが個性的な写真は成立しません。

しかし脳裏に存在している誰かの撮った写真イメージをそう簡単に消すことはできません。そこで効果的なやり方があります。自分は天才だと思うことです。自分は天才だと思っている人(または思い込んでいるでもOK)は誰かの写真を無意識に真似なんてしないものです。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

個性的な写真を撮るとは天才を表現することと仮定しても強ち間違いではないと思います。もし気が引けるなら「才能を表現する」と置き換えても良いと思います。




誰かの撮った写真や好きな写真家の撮り方を真似するのは決して悪いことではありません。しかしどこかのポイントで真似は卒業して、あなたの才能を表現せねば真の個性は得られません。

もし自分の才能を開花させて(一般にデビューするという意味ではありません、自分で才能に気が付くことです)写真の表現を知れば真の素晴らしさを味わうことになると思います。私もこれを目指しています。

少なくとも究極のツーリング写真の読者の皆さま、ツーリング写真に興味があってこれを見ている方々は皆さん天才であると信じます。ただ経験やスキルなど今あるコマの位置がスタート地点にいるというだけで、内面にあるきらめく才能は眠りから覚める直前なのだと思いますよ。

何かと生きずらい現代社会。仕事や人間関係で「私は天才ですから」みたいな事をもし口にすれば、たちまち居心地の悪い雰囲気になるでしょう。しかしあなたが写真家として心の内に「自分は天才である」と思うのは誰にも迷惑になりませんし、損をすることもないです。

もし自分は天才と思うのがどうしても難しいようでしたら、ステップアップを果たしたいつかでOKです。今は少なくとも人と違ったものを撮れるよう良い意味での天邪鬼でいきましょう。それは賛否ある作品になるかもしれません。しかし誰にも似ていない個性的な作品ができあがると思います。





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調律師のように細部を微調整してクオリティを高めよ<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、間もなく6月で梅雨の季節になってしまいますが雨はどう楽しみましょうか?

そもそも予報で一日中雨という事であればバイクで出かけるのはナシですよね。家で写真の勉強でもしますか?写真の勉強ってどうやるのでしょうね。本屋さんに行って写真やカメラ関連の雑誌を買ってそれを見てみますか?

写真雑誌、カメラ雑誌は私はおススメしません。参考になるような作品やあなたの好きな写真が載っている本を買ってきても何も役には立たないと思います。なぜなら写真芸術として最も肝心な撮り方について殆ど書いていないからです。

掲載している作例に撮影データや使用機材が記載されていても、これも全く役に立ちません。写真を勉強するにあたって欲しい情報とは被写体や風景の魅力を解明する目の養い方、「私の場合はこうです」という意図の表現力のつけかた、または写真に込めるメッセージやデザイン性など、これらを具体的にどのような手法で身に着けていくのか?です。

もしどうしても書籍で勉強したいという事ならナショナルジオグラフィックの「プロの撮り方完全マスター」という本でしたら少し参考になることが載っています。興味のある方は見てみてください。

私的には雨だからと家で写真の勉強なんかするより、傘をさしてコンデジを持って近所の公園に写真を撮りに行く方が、ずっと良い勉強になると思いますよ。




さて今回の<中級>ツーリング写真解説では作品の細部にいたるまで神経を使って細かく丁寧に作品を仕上げましょうというお話です。地味ですがとっても重要ですよ。

 

EOS6D mark2 + EF35mmF2IS F10 1/40 ISO100

こちらの作品をご覧ください。今にも雨が降り出しそうな曇天下でのローカル駅の撮影シーンです。毎度のことながらローカル鉄道とからめて撮る場合、電車が来るまでたっぷり時間があるので構想は練りに練って撮影に挑めます(うっかり電車が来る直前に撮影地に着いちゃうと焦りますが)。

私はここ最近、35~70㎜あたりの標準焦点距離域での作品を高めようとトレーニングしています。どうも私は14㎜だの600㎜だの極端な焦点距離に頼る悪い癖がついているようで、これを修正して標準域でも画面構成をビシっと整えて良き作品が生み出せるようにしたいのです。もちろん14㎜や600㎜はやめるのではなく、今後も使っていきたいと思いますが特殊な表現の飛び道具としておきたいのです。

さて写真の解説です。撮影現場は曇天下、花の季節も終わってしまった、良き写真を撮るにはなかなかの悪条件です。強いて言えばこの天気で写真を撮る人など他にいなく、誰もいない駅で撮影に集中できることくらいです。

この何でもないローカル線の駅舎、どこにでも有りそうな普通の光景を作品化する難しさ。これに挑戦してみました!




最高の撮影シーンに出会ったときは、少しくらい詰めが甘くても素晴らしいものを撮るのですから良い写真になります。しかしこの場合は細部にいたるまで神経を使って、細かな部分を微調整して詰めていきます。これに失敗すると何でもない平凡写真です。

まず最も苦労したのは電線の処理です。通常、風景写真の場合は電線やガードレールなどは何らかの手段で画面内には入れないよう工夫します。しかしこの写真のように画面外に除外できない場合、電線をも美しく画面内に配置させなければいけません。

曇天で真っ白に近い空の部分はこの写真ではデザイン上のスペースです。このスペースをうまく使って電線の走る方向や角度に注視して配置させました。画面の端っこには本来、自販機や電話ボックスなどが存在しますが、これはカメラ位置で調整して画面外に除外です。その他、ファインダー内で目を皿のようにして細かな部分に見落としがないかチェックします。地味な作業でしょう?!

爽やかな写真や感動的な逆光写真が一番素晴らしいのかもしれません。でももの寂しい作品もいいじゃないですか。これはそんな事を表現したかった写真なのです。ベンチで待っているモデルもシャドウに包んで控えめに物語性を印加させました。(印加とは電気用語ですが)

それに、そもそもこの天気では爽やかな青空やドラマチックな逆光などは無いのですから、それを願っても仕方がないのです。その場その場でできる作品として最高の手段を考え具体的に表現していくのです。そして平凡に陥らないよう細かくチェックして細部を微調整していきましょう。

おっと!地味な解説はあまり人気がないので長文になり過ぎないよう今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市 小港鉄道 上総鶴舞駅 国道297沿いなので勝浦方面に南下するルートでも気軽に立ち寄れますよ。列車を狙う場合はダイヤのチェックをお忘れなく。

~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

これは以前に漁港で撮った1枚ですが、捨てられていたホイールと漁に使う網です。良い光が当たってお気に入りの1枚です。

目に見えない絶景を手に入れろ<上級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただきありがとうございます。ほぼ毎日、これだけの文字数の投稿をしているのですから読んでいただく皆さまから貴重なお時間を頂いていると覚悟し鋭意運営に取り組んでまいる所存です。

さて今回は<上級>ツーリング写真の解説として、主に夜間などに肉眼では何も見えないような景色から、長時間シャッター、高感度で撮影した写真の世界についてご紹介したいと思います。

夜間の撮影ではファインダーを覗いても真っ暗ですし、ライブビューで表示させて被写体にLEDライト等を当てても大まかな位置関係は分かっても、どんな写真になるか皆目わからないものです。





本当に難しいですが成功すると異空間を感じる良作が生まれると思います。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 20SEC ISO800

こちらの作品をご覧ください。千葉県館山市の見物海岸という所から、東京湾を撮影した写真です。対岸の川崎市あたりに存在するコンビナートの明かりが、空の雲に反射してこのような光景になっています。

ただし肉眼では対岸が何となく明るいかな?程度であり基本は夜の海なので真っ暗闇で何も見えません。

長時間シャッター、高感度で撮影してはじめて確認できる正に写真ならでは異空間景色なのです。

風で流れている雲、波打つ海岸など動きのある物は20秒というシャッターにより肉眼で見たイメージとは全く異なります。モデルも15秒程度しか立っていなかったので体が透けて見えます。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F2.8 15SEC ISO800

こちらはローアングルにした別カットです。コントラポストで決めたポージングは良い感じに透明人間になりました。この透明人間はやり方は簡単です。例えば15秒のシャッターであれば7~8秒だけそこにいて、あとはサッと消えればOKです。




 

仕上げはLightroomのレタッチにてホワイトバランスを暖色方向に微調しました。邪道かもしれませんが元々何も見えない風景を撮っているのですから、本当はこんな色なのかもしれません。そう考えると邪道とも言い切れませんね。

こんな思い切ったレタッチが楽しめてしまうのも、夜間の長時間露光撮影の楽しみでもあります。

もちろん撮るのは大変です。三脚はコンパクトな物では安定が悪く、長時間露光に向きませんので、しっかりとした三脚を持って行く必要があります。言うまでもなく夜間の走行はお世辞にも気分が良いとは言えません。ただし海岸線であれば想像するほど暗くはないです。山の中を走るのは絶対にやめましょう。

渋滞や撮影地での混雑は皆無ですし翌日の仕事が眠いという事を除けば良いことずくめかもしれません。休憩はコンビニしかないですけどね。

ちなみにこの撮影の時、私は事前に館山のガソリンスタンドで給油しようと思って出かけました。しかし撮影が終わる頃は深夜の2時くらいで館山市の中心街のガソリンスタンドは全て閉店していました…。24時間営業が一軒も無かったのは予定外でした。

このときR1200GSの燃料走行可能残数は30キロ程度しか表示がなく、焦ってスマホで検索しましたが最も近い営業中のガソリンスタンドは60キロほど北上した君津市でした。

オンボード表示の走行可能残数がかなり余裕があることを知っていたので、いちかばちか、超絶燃費走行で君津まで走って何とかスタンドにたどり着いて給油できました。タンクには18.5L入りました。

R1200GSのタンク容量が20Lなので、気合の燃費走行はかなりの好燃費だったようです。皆さんは夜間走行時のガス欠には気を付けてくださいね。





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↓↓↓撮影地↓↓↓

館山市の見物海岸です。房総フラワーライン沿い。  昼間に行くぶんには風光明媚ですが深夜に行くと心霊スポットのような雰囲気です。

上達したい人、必見!平凡写真を卒業できる3つの撮影方法

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき有難うございます。皆さまに支えられて当ブログはアクセス数、SEO順位ともに順調に成長をしております。ブログの数字だけでなくツーリング写真文化の成熟と社会的認知にも、少しでも近づけるよう頑張っていきたいです。

ところで先日、バイク用品メーカー時代の仲間と久しぶりに同窓会をしたのですが、いまは物作りは厳しい時代になっているのですねぇ。あの人気商品、キャンピングシートバッグ2をいいかげんモデルチェンジさせては?改良点はたくさんあるし、せめてメイン気室だけでも防水にするとか、固定方法を強化するとか…と同期でもある開発部門の責任者に言ったのですが、分かってはいるけどオトナの事情で難しいそうです。メーカー、製造業の方々はほんと大変ですね…。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では「いつも同じような写真になってしまう」「良いと思って撮ったのに出来上がった写真は何か平凡だ」とお悩みの方を対象に平凡とマンネリを簡単な手法で脱却する3つの法則をご紹介します。

どれも決して難しくはありません。以前に当ブログでご紹介した内容ですがこの3つを集中して実践するだけで、平凡とマンネリの脱却をお約束いたします。




1.フレーミングを意識しよう

フレーミングとは聞いたことのある単語だけど正しい意味は?一般的には目の前の風景のどの部分を写真にするか、ですよね。これくらいなら、どなたでも分かりますが、もう少し掘り下げて解説いたします。

写真は長方形の四角です。この四角を枠と捉えて意識してみましょう。風景のどの部分を写真にするかは難しくありません。大事なことはメインになる被写体や脇役になっている物、背景の範囲などを枠を使って切り落としたり、余計な部分を枠外においやったりする行為がフレーミングです。

お子様構図をご存知でしょうか?その名の通り幼い子供が描いた絵のように、被写体がすべて画面内に並んでいるだけのものです。多くの平凡な印象の写真はこれと同じです。

上の作例はバイクの車体をフロント部のみ、モデルの頭部を切り落としました。こうすることによって、被写体の存在感を調整しモデルについては顔が見えないことにより、観賞者の想像をかきたてます。

切り落とす際のコツは真っ二つに切らないこと。以前から当ブログで度々出てくる比率の話ですが、この場合も同じです。二等分は特別な理由がない限り避けて、1/3単位で切り落としてください。

フレーミングは必ず被写体を切り落とした方が良い、という意味ではありませんが平凡な写真の脱却という意味では大変効果的なのでおススメです。

 

2.前景を作って奥行をだそう

写真とは言うまでもなく二次元の平面です。すなわち奥行、立体感などは巧妙な手法を用いない限り、完全に失われてしまいます。奥行、立体感など何も意識せずに撮れば平面的な写真になります。

ではその具体的な手法のひとつとして、構図内に前景を作るやり方をご紹介します。当ブログでは以前に何度か解説しましたが、メインになる被写体を決めたら自分の近く(特に足元など)に何か被写体として適した物がないか探してみましょう。

上の作例のように花は前景として使える代表選手のような被写体です。何も見当たらなければカメラを三脚にセットして、自分の足を前景に入れるのもかっこいいです。前景と被写体の位置関係は左右、上下によく動いて理想的な位置関係になるように調整してください。

前景を構図内に作ることに成功したら、カメラを絞り優先モードにして絞り値を調整してみましょう。前景のボケ具合が変わります。作品の意図に合わせ精密に調整してみてください。

ここまで出来れば恐らく遠景は既に存在しているはずです。前景、被写体、遠景の3レイヤーの完成で、よく見かける平面的な写真とは一線を画す写真の出来上がりです。

念のため付け加えておきますが、必ず前景を作りましょうという意味ではありません。平面的な写真でも素晴らしい作品はたくさんあります。ただ平凡な写真やマンネリに悩んでいる方の多くは平面的な写真が多いものです。




3.露出補正を正しく使おう

露出、簡単に言ってしまえば写真の明るさですね。これも少しの発想転換で劇的に写真が変わります。多くの方が適正露出という単語を間違って解釈し、平凡写真やマンネリに陥っています。

間違った解釈とは適正露出が正しい!現実の明るさをちゃんと再現して撮ろう!といった思い込みです。

現実の明るさを忠実に再現する露出、適正露出とはカタログに掲載する製品写真や証明写真の場合のみです。ぜひ覚えてください、真の適正露出はいつでもあなたの頭(心)の中にあります。

上の作品は日没後の磐梯吾妻スカイラインですが、実際の光景よりもずっと暗く撮りました。センターラインの見える手前のカーブを構図の土台とし、露出の観点では山の稜線を際立たせている美しい青の階調を最優先にした結果です。

現実の明るさを忠実に写真にするのは大切なことかもしれません。しかし、時として自分の意図したことを優先するため、それを破壊してください。多くの平凡写真はこれが出来ていないように感じます。

方法は簡単です。作品の意図とか上手に言語化できなくても試しに露出補正機能を使って、あなたが試したこともないような極端な補正をしてみてください。きっと殻が破れると思いますよ。

意図的に露出をオーバー(明るく)にして撮った写真

 

マンネリ、平凡を脱却するのは無意識に作られた固定観念を破壊することです。被写体は枠の中に収める、現実の明るさの通り露出設定する、被写体にピントを合わせる…こういった多くの思い込みは決して間違いではありませんが縛られてはいけないのです。

この3つをぜひ実践して平凡写真、マンネリを脱却してみてくださいね!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS6D mark2 + EF70-200mmF2.8L IS

つい先日、房総の漁港で撮影したときに現れた珍客。黒猫っていいですよね。すごく臆病なヤツで接近できませんでしたが、200㎜の望遠で何とか撮ってみました。すぐにでも逃げて消えそうだったので構図を練るのも2~3秒で済ませました。

過去の失敗写真から学ぶ構図ワーク<Lightroom解説>トリミングで学ぼう編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、過去に撮った写真はどうされていますか?外付けハードディスクやDVDなどに保存したり、ネット上のストレージサービスなんかも良いですよね。

そして過去の写真を見返すことはありますか?上達している人は数年前の自分の写真を見ると「こんなに下手だったんだぁ」と感じると思います。今回はそんな過去の恥ずかしい失敗写真を使って構図のお勉強をしてみましょう!というお話です。

写真は3分割構図、主題の明確化、余計なものが写らないようフレーミングしたりと色々ある訳ですが、これらが成しえなかった過去の失敗作にトリミング加工をすることによって、その時どう撮るのがよかったのか?を学ぶことができるのです。

一応、誤解のないよう付け加えておきますがトリミングは良いことではありません。切った部分は捨てているので例えば2000万画素の写真を20%トリミングしたら、その写真は1600万画素になってしまいます。撮影の時点で後でトリミングなんて絶対しないで済むよう、しっかり画面の四隅まで完璧な写真を撮ってください。

 

こちらの作例をご覧ください。私の恥ずかしい過去の失敗写真でございます。場所は富士山スカイラインの5合目に近いヘアピンカーブで撮りました。目下に広がる素晴らしい雲海に圧倒されて写真を撮るための思考回路が完全に停止状態でした。

人は想定外の光景を目撃すると、写真を撮るときに必要な脳の機能が低下します。そのことを心に命じておかないと目の前の光景に圧倒されて、ただ撮っただけの写真を生み出してしまい、待っているのは帰宅後の後悔となるでしょう。

さてこの失敗写真をトリミングしてどう撮るのが正解だったのか?を解明していきましょう。

今回はLightroom Classic CCで解説しますがトリミングはあらゆる画像ソフトでも可能です。普段お使い頂いているWindowsに元々入っているPicture Managerやペイントなどでも大丈夫です。

まず元画像をよく分析してみましょう。この写真の主題は雲海です。そして手前にカーブしている路面、遠景にかすむ空、バイクとなります。路面には白線と中央線で曲線要素が存在します。デザインの観点から色の要素は雲海が白、遠景と空が青、路面がグレーで全体的に寒色系です。

しかし、これらの要素が画面内にデザインとして配置された形跡は無く、言ってしまえば良く見かける下手な写真です。





Lightroomの場合、トリミングツールを起動すると3分割のグリッドラインが出ます。カメラの縦横比を保持したい場合は鍵マークをロック状態にしてください。

今回は無難に空、雲海、路面の3つのパートをセオリー通りに3分割線に合わせてトリミングしてみましょう。空と路面の割合がそぎ落とされたことにより、雲海の割合が増えて主題が明確化されます。

次にトリミングの話題から脱線しますが、ついでなので説明しますとバイクの存在感を補正ブラシを使って上げてやります。明瞭度とシャープをプラスへ。この時、車体の全部を選択するのではなく車体の主要部のみ選択するのがコツです。

再びトリミングの話題から脱線を続けますが、段階フィルターを使って路面を選択し、アスファルトの質感を高めるため明瞭度をプラス補正します。

続いて路面のカーブをより効果的に使うためカーブのイン側にあるスペースを選択し、ここの露光量を明るくして路面と差つけてやります。

最後に段階フィルターを再び起動して空の部分を選択します。ここは空気遠近法を適用させるためホワイトバランスを青方向にふります。




 

作業前
作業後

どうでしょう?3分割に準じたスペースの配分、手前に存在するカーブを強調した曲線の効果、空気遠近法による奥行きなどが修正されました。これでも私としては「何かイマイチな写真だなぁ」という感想ではありますが、今回は過去の失敗画像を使ってトリミングすると、撮影時にどうするべきだったのか?が分かりやすく解明されますよ!という練習方法のお話でした。

繰り返して言いますがトリミングはダメですからね。撮影するときは後でトリミングしないで済むようしっかり被写体に寄る、余計なものは枠の外、配分と比率は精密に!

しかし例外としてこんな写真をつくるのであればトリミングもアリだと思います↓

写真は芸術であると考えるほど、縦横比にはそれほど縛られるべきではない…と私は思います。カメラのアスペクト比を絶対に守るのは、あらゆる可能性を狭めていると感じるのです。魅力的な被写体が横長(あるいは縦長)であれば、それが最も魅力的に見える縦横比でトリミングしても、決して悪くはないと思いますよ!

今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

静岡県富士宮市 県道152号 富士山スカイライン

プカプカ雲のお空は逃さず撮るべし<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ツーリングには最高の季節ですがツーリングに写真に、楽しまれていますでしょうか??

私はつい先日、職場での健康診断の結果がきたのですが視力がだいぶ低下していました。私は子供のころから目だけは良くて40歳をすぎるまで両目2.0の視力を誇っていたのですが、ついに1.3まで下がってしまいました。

ここ1年くらいで私もようやく写真家の目が養われてきたかな?と少し喜んでいたのですが、悲しいことにリアルな目が衰えるという現実。

視力が少しくらい低下しても写真を撮るのには支障ありませんが、夜のバイク運転などは今まで以上に気を付けなくてはいけませんね。





さて今回の<初級>ツーリング写真解説では青空にプカプカと浮かぶような雲があるとき、迷わずそれを写真にしましょう!というお話です。

リコーGR APS-C F7.1 1/1000 ISO100

こちらの作例をご覧ください。千葉県市原市のとある田舎道です。千葉の田舎ならどこにでもありそうな長閑な田園風景ですね。この時、気持ちいい晴れの天気で気分よく走っていたのですが、ある風景の開けたポイントで空があまりにも絵本やおとぎ話にでも出てきそうな様子だったので撮影を開始しました。

空全体に広がるプカプカ雲。誰が見ても気分が良くなる爽やかな空模様と言えます。

実はこういった雲が出る空というのは、少なくとも私の住む千葉県の場合では、そうしょっちゅう見れるものではなく結構珍しいと思います。天気予報では晴れと言っても薄雲が全体にかかったり、空全体にまんべんなく雲だったり、そもそも雲などない快晴だったりします。

専門家ではないので、どういった季節や気象条件でプカプカ雲が出るのか詳しくは分かりませんが軽く検索したところ、ちぎれ雲の仲間で秋に出やすいようです。




とにかく平凡なようで珍しいプカプカ雲のお空。こういった時は大抵は穏やかな風がふいていて、雲は流れ形もバリエーション豊かに変化するものです。これを逃さない手はありません。

広角レンズ(またはズームレンズの広角側)を使用して青空に浮かぶ白い雲を主題に写真を撮ってみましょう。地上物の余計なものは極力入れないよう、画面いっぱいを空にしましょう。仮に地上物に魅力的な何かが有っても、あくまで空が主題になるように存在感をそれぞれ調整してください。

そして注目すべきポイントは雲の形状と空のグラデーションです。上の作例では最も存在感のある雲はハート型をしています。これらのメイン被写体の特長をよく観察し、そして言語化したら長方形の画面の中に美しいデザインとして配置できるよう構図を練ります。

撮影時のカラーエフェクト、ピクチャースタイル等の設定は風景やポジフィルム調といった鮮やかな設定がよく似合います。もちろん後でLightroomで慎重に彩度を調整しても良いと思いますよ。

いかがでしたか?プカプカお空の雲。素敵でしょう?平凡なようで珍しい、待つほどに表情を変えゆく雲はずっと撮影していても飽きることがありません。見つけたらぜひ撮ってみてくださいね。

ではまた!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

RICHO GR APS-C

これは仕事の空き時間に撮った1枚。桟橋に係留される船の舫をつなぐ杭でボラードといいます。多くのボラードは錆びや補修ペンキの跡があり、とても表情豊かで大好きな被写体なんです。この時は雨に濡れて艶やかでしたよ。

グラデーションで自分史上最高の写真を手に入れろ<中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも当ブログを見ていただき本当にありがとうございます。ここ最近、新たな読者様から大変嬉しいコメントなどをいただきブログを運営するエネルギーを頂いております。こうして少しづつツーリング写真という文化を盛り上げていき、社会的に新たなムーブメントとして開花する日を夢見て努力したいと思います。

ところで最近思ったのですが良い写真を撮る人ってきっと優しい人なんだろうなと思いました。まず写真とは誰かに見てもらいたい、この気持ちが第一ですよね。もちろん良い写真が撮れれば自分自身も満足する訳ですが、それだけで完結しては本当のただの自己満足です。

誰かに見ていただくには喜んでもらいたい。美しいもの、感動、驚き、写真に込められたメッセージや物語、あるいはもの寂しさ、悲しさ、時には恐怖など感情をゆさぶる写真。何らかのカタチで写真にして喜んでもらいたいですね。そのためには自分が気に入った景色や物をただシャッターを切って撮っただけではダメです。どうしたら喜んでもらえるかな?という観賞者への優しい思いが良き作品を生み出すのだと思います。

被写体の魅力を解明し言語化できる術も、大切な人をいたわる優しさに関連すると思います。細かなことに気が付く目、気持ちを伝えたり誉めてあげるときの言葉。きっと素晴らしい写真を撮る人は、こんなことも上手にできる優しい人だと思います。

自分も写真道に磨きをかけて、そんな優しさのある人間を目指していきたいです。





さて、毎度のことながら前置きが長かったですが今回の<中級>ツーリング写真解説は繊細なグラデーションを狙って自分史上最高の傑作を狙おう~というお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/1000 ISO100

 

こちらの作品をご覧ください。海岸で日の出を待つ早朝の撮影シーンです。水平線付近は間もなくいずる太陽の熱で赤く焼け、空の高き部分は青です。暖色と寒色という反する両者でコントラストと言えます。この赤から青へ変わりゆくグラデーションを大切に焦点距離150㎜で撮った1枚です。





バイクは小さく配置しシルエットとなるのでローアングルで撮っています。今更ですが何故ローアングルかと言うと、砂浜と海の境界になる線がバイクへ貫通線(つまり串刺し構図)とならないようローアングルなのです。

最重要な空へ露出を合わせるのですから砂浜は露出が合わず、ほぼ黒くツブれますので、これは割合を最小限に留めます。このようにすると画面の底辺側に黒の安定土台を入れる効果も得られます。

デザインの要素であるグラデーション。単色の濃淡ではなくこのように異なる色へのグラデーションはとてもインパクトがあります。

狙えるのは主に日の出の直前、もしくは夕刻の日没前後の空です。ファインダーをのぞいて、いつもなら焼けている部分のみ注目しますが、青とのグラデーションを意識して画面構成をしてみてください。きっと素晴らしい作品が生まれると思いますよ。

それではまた!

↓↓↓撮影地↓↓↓

房総半島の東 九十九里浜にある白里海岸 広い駐車場に開けた景観。夏場を除けば朝焼けの撮影には極めて快適です。





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコーGR APS-C

通勤途中に江東区豊洲あたりで見つけました。歩道に落ちていた落ち葉。緑、黄色、赤、褐色と1枚の枯れ葉に豊かな色のグラデーションが存在していました。

まずは最高の光だけを求めて旅に出よう<初級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いい旅、いい写真を楽しまれていますか?つい先日、変わったバイクを見かけました。

出展元:Bikebros

これです。ホンダのNAVI110というGROMに雰囲気の似たシティバイク。興味深いのはエンジンがスッポリ無いように見える空間と、とても安い価格です。実売で10万円前後ですね…昨今のバイク新車事情を考えると破格です!インドホンダの東南アジア戦略商品といえ安すぎですよね。この価格ならホビー感覚で楽しんじゃおうか?いや意表ついていっそコレで旅に出るのも楽しいかもしれません。

欲しいと思うバイクが無く、あっても高くて手が届かない…そんな明るいと言えないバイク業界に明るい兆しを感じた1台でした。HONDAナビ110!





さて今回の<初級>ツーリング写真の解説は、何を撮ろうとか絶景を狙おうなんて話は置いておいて、まずは最高の光だけを狙ってみようぜ!というお話です。

良き写真に必要な要素は被写体を見つける、魅力を解明する、デザインや構図、焦点距離や露出などなど…あまりに重要な要素が複合的にからんできます。

どうしても最初の頃は頭で分かっていても同時に複数を実行するのは難しいものですね。ゴルフでもピアノでも最初の頃はまずは基礎的なこと1つを集中して練習しますよね。それと同じように光について集中してやってみましょう!という解説です。

 

EOS6D mark2 + SIGMA35mmF1.4ART F8 1/80 ISO100

こちらの作例をご覧ください。西伊豆 仁科漁港でのワンシーンです。漁船が佇む夕刻の静かな漁港。不安定な天気で強い西日の中、雨がけっこう降っています。以前も解説しましたがお天気雨とは最高の撮影シーンです。

目の前の光景、その全てが雨に濡れて輝きを放ち、雨粒に反射した光が空間全体を美しく演出してくれます。

旅先で良き写真を撮りたいと願えば、どうしても被写体や場所探しを最初に考えてしまいます。もちろん正しいことですが、ここでは何を撮るか?ドコで撮るか?に縛られず何でも良いしドコでも良いから、とにかく最高の光だけを求めてみましょう。

最高の光とは主に斜光線による空気中の分散光や散乱光、被写体に当たった反射光や透過光などにより景色がドラマチックになること、簡単に言ってしまえば夕刻か朝方の太陽光を使おうぜ!ということです。

朝早く出かけることが可能であれば、日の出の時間帯をチェックして朝の景色をシューティング、帰路が夜になっても大丈夫だという人は日の入り時間をチェックし夕方の光を狙ってみましょう。

上の作例では景色自体はそれほど撮影に適した場所とは思えませんでしたが、濡れた道路や漁船に光が当たっている様子が気に入ったので、光の存在が主題になるよう撮ってみました。コツは逆光や強い斜光であることを臆せず、積極的に露出補正を使って撮る事です。フレームの際で太陽を入れたり外したり、半分に切ったりすると光線やフレアをコントロールすることができます。




リコーGR APS-C

これは毎日100ショットスナップで撮った1枚です。仕事の帰りに駅ナカのカフェで撮った1枚ですが、窓際席で紫煙をふかす女性に夕方の光が美しく当たっているのを見逃しませんでした。私はタバコはやりませんが、この写真を撮るためにわざわざ喫煙席に座りました。

いかがでしたでしょうか?被写体探し、場所探しもとても重要ですが被写体+光、場所+光といった具合に同時に2つ以上は考えられない!そんな初心者の方に効果的な練習方法でした。まずは光だけを求めて出かけてみましょう。





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アカデミック講座 見つけてみよう!光の特性<眠くなるから見ないで>

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは光と聞くとどのような知識をお持ちですか?

私は前職でオートバイ用ミラーやら、前々職で光ファイバーやらを扱ってきたので光については少しだけ知識があるのですが、あまりその知識を写真の方で応用できている自覚がないので、こんなトレーニングをやってみました。

日常生活で目に映るあらゆる全てに、どのような光がありどのように当たっているのか?これを探すのです。

光源だけで言えば太陽光、月明かり、それらが気象条件や時間帯により変化する強さと色。人工の照明、炎、雷、などなど。

また光が物に当たる場合の反応として反射、透過、吸収、屈折、分散などがあります。

iphone7

この写真は出勤時にバス停で撮った1枚です。ビルの合間から朝の太陽光が差し込んでいますが、中央分離帯の木に光が当たっています。木には葉の角度などによって反射しているもの、透過しいているものなど様々。

道路の路面は光の角度の関係で強く反射しています。そして注目すべきポイントは影の出方です。言ってみれば天然のライティングを木に当てている状態です。毎日見ているはずの日常の光景ですが注意して観察すると、これだけ光の様々な特性を発見できます。





ところで昨日、ニュースにもなっていましたが関東圏で太陽のハロ現象が観測されたと話題でしたね。私も職場の近くから見ることができました。

CASIO エクシリム EX-10

川崎市ほど完全な円は見れませんでしたが、左の方に虹のような小さな輪の一部が確認できると思います。おそらく上空の氷の粒などに太陽光が当たって分散、散乱光を出してこうなるのだと思います。大変珍しいですし美しいですね。

リコー GR APS-C




この写真も職場で撮りました。やはり差し込むような太陽光に注目して影との割合を調整して撮った1枚です。太陽という天然のライティングを使って影を操るような感覚ですね。難しいですが上手くいくと気持ちいいです。

今回はちょっとマニアックすぎるお話でしたが、ちょうど昨日の夕方にハロ現象が見れてニュースにもなっていたので、こんな話題で投稿してみました。

私たちが目にしている全ては元を辿ると光です。写真も「どのような光が」「どのように当たっているか」を知ることにより、はじめて影を意識できるようになります。

光と影に限らずフレーミング、構図といった画面構成、露出やホワイトバランスなどカメラの設定なども同じですが、現場で手間をかけたほど良い作品になります。

この「手間をかけたほど良いものになる」は私のメーカー勤務時代の経験でも同じでした。期日が迫って半ばやっつけのような仕事では良い製品になりませんでしたが、手間をおしまず丁寧に作りこんだ製品は良いものになりました。写真はカメラのシャッターを押すだけで撮れるので、つい時間や手間をかけて撮ることに億劫さを感じてしまいがちですが、これは大敵と覚えておきましょうね。

それではまた!





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キャンプツーリング 魅惑のホットサンドレシピ bawloo焚火バウラーレシピ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまはキャンプツーリングはお好きですか?私は泊りでツーリングに行く場合は必ずキャンプで、もう20年近く前よりキャンプツーリングを楽しんでおります。

キャンプツーリングと一言でいっても十人十色でいろいろなスタイルがありますよね。快適なチェアーにテーブル、大型のタープに焚火台とダッチオーブンなんて凄い人もいれば、最小限のギアでミニマリストスタイルの方まで。

私の場合は旅の目的によって変わります。キャンプや野営地でのんびり贅沢な時間を過ごしたい、つまりキャンプが目的のときは装備を充実させていきます。逆に北海道ツーリングの時のように旅の内容を重視するときは、最低限のアイテムだけをR1200GSに積んで極めて軽装備で行きます。

今回は少し写真の話をお休みして、キャンプを楽しむための話題です。まずはキャンプの朝食として私の定番となっている、ホットサンドメーカーbawloo(バウラーまたはバウルー)のレシピをご紹介してみたいと思います。

 

私の愛用しているbawlooはシングルタイプです。ほかに中央で2つに分かれるダブルタイプが売っていますが、シングルは具材を多めに入れることができ、ダブルは圧縮するのでカリッと焼き上げることができるようです。

火はバーナーでも大丈夫ですが私は焚火台にて炭火か薪の炎で作っております。

 

これはオーソドックスにトマト、ツナ、溶けるチーズを挟んだものです。これにレタスを加えるとさらに良いと思います。パンの表面には溶けるチーズをのせて焼くと、ご覧のようにチーズが焦げ目になって美味しくカラッと焼きあがります。

①レトルトのキーマカレー

レトルトパウチのキーマカレーとツナをサンドさせます。これ、すごく美味しいです!写真は8枚切り食パンを2枚サンドで使用しましたが、おすすめは4枚切り食パン1枚を包丁で切り込みを入れて作るといいです。こうすると食べるときに中身が流れ出てきませんので。




②コッドレバーサンド

コッドレバーとはタラの肝です。フォアグラのような食感でとっても美味しいんです!あまり売っているお店がありませんが都内に何店舗かある信濃屋さんで400円くらいで売っていました。写真はコロンビアLTDのラトビア産ですが他の銘柄でしたらAmazonでも買えますので事前に買って持って行くといいと思います。

これもツナとまぜてパンの表は溶けるチーズで焦げ目をつけるといいです。

③コンビーフ缶サンド

コンビーフ缶をフライパンにオリーブオイルを入れて炒めます。焼けたら溶けるチーズと一緒にサンドします。

この時、海岸に打ち上げられていた流木は程よく乾燥していて、とっても燃焼が良かったです。

このコンビーフも美味しいです。コンビニやスーパーで手軽に入手できるので、このパターンはよくやります。これもレタスを入れたほうがいいかもしれません。




これはホットサンドではありませんが朝食用に目玉焼きを。しかしプリムスのクッカーに付属しているミニフライパンでは、まず焦げ付いてうまく焼けません。目玉焼きは小型のスキレットが良いですね。ニトスキ(ニトリ製)6インチでしたらとっても安いですよ。

キャンプツーリングの朝食 焚火で作るホットサンド バウラーレシピでした!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

リコー GR APS-C

東京港を出港する豪華客船 飛鳥Ⅱ 午後の太陽を浴びて輝く。