バイク写真 広角レンズはこう使え<初級>ツーリング写真

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話は変わりますがBMWが新型のFシリーズ F750GS/F850GSを発表しましたね。以前にF650GSダカールに乗っていた私にとって、Fシリーズは気になるモデルです。オフロードステージがもっと身近にあれば、ぜひ欲しい1台なんですけどね…。しかしあのゴールドのリムはCRF1000Lアフリカツインにかぶせたのでしょうかね…。BMWとホンダの攻防は今にはじまったことではありませんが、四輪二輪を手掛けている大企業という共通点があるのですから、仲良くやってほしいですね。仲悪くないのかもしれませんが…。

さて今回の<初級>ツーリング写真解説では、よく難しいと感じられる超広角レンズの使い方です。

EOS6D mark2  + EF14mmF2.8L F8 1/640 ISO100

こちらの作品をご覧ください。使用レンズは超広角単焦点レンズのキャノンEF14㎜F2.8Lです。海岸での撮影シーンですが堤防があり、それをローアングルで撮っているので海は見えていない写真です。

写真の基本とは撮影者の意図を明確に、そのためにはメインの被写体を明確にするため主題に寄るのが基本です。しかし超広角レンズを装着すると、画面内のあらゆる要素が小さくなってしまい、足で寄るにも難しく感じるものです。




では超広角レンズとはどのように使うのでしょう?主題を明確に、しかし寄るのが難しい…。ここでは作品の主題とはモノであるという先入観を捨ててください。この作品の場合は主題は空です。

空にひろがる雲や繊細な階調が美しいと感じたら、カメラに超広角レンズを装着して撮影してみましょう。この写真では松や遠景が存在していますが脇役としてキャスティングしています。

デザインの要素としては松とバイクとライダーの位置関係で図形要素 三角を作りました。モデルのポージングでも複数の三角を作っています。画面左から朝7時の強い太陽光が差し込んでいます。偶然ですが堤防とモデルだけがシルエットになり、バイクには光が当たって車種が判別できるくらい明確です。

なかなか初心者の方が空に存在している繊細なグラデーションに気が付くのは難しいと思いますが、超広角レンズはこういった空に存在しているグラデーションを主題にすることも得意なのです。この写真では画面の左は光が強く色は淡いですが、右上方向につれて青になっていく繊細なグラデーションがあるとお分かりいただけると思います。

もし超広角レンズをお持ちで使い方がよく分からなかった方、これから超広角レンズに挑戦してみたい!と思っている方、ぜひ開けた景色で美しい空を主題に作品を撮ってみてくださいね。もちろん超広角レンズは空に限らず様々なシーンで活躍できますが、別の使い方はまたの機会に解説いたします。

それでは、今回はこの辺で!





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~本日の毎日100ショットスナップ~

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART

漁港で見つけた錆びたホイールに漁の網やロープが無造作に置かれていました。そこに午前の光が差し込んで美しく輝いていましたよ。一見するとただのゴミですが、漁港にはphotogenicな被写体がたくさん存在しています。楽しいですよ。

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