ツーリング写真<中級>桜から覗きこむよな…

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、春のツーリング楽しまれていますか?せっかくの祭日ですがあいにくのお天気だし寒いですね!いま東京渋谷で0.7℃!雪が降っています…

先日、いきなり面白いことを思いついちゃいました!いつかツーリング写真文化が盛り上がったらSNSなどで知り合ったグループで集まって ”ツーリング写真コンペティション” やったらおもしろそうじゃないですか?まあ…別にコンペでなくても良いですが、こんな感じです。

朝、参加者が集合して軽くミーティング。それぞれの参加者はカメラを持って日帰りツーリングに出かけます。一緒には走りません、みんなソロで行動です。そしてその日の夜に再び参加者が集合して、その日に撮ったベスト1枚を見せ合い、ツーリング写真談義をするのです。

お互いが写真の芸術性について意見を言って刺激しあい、最終的に全ての作品に○○賞を与えるのです。すごく楽しそうですね~いつか実現させてみたいです。

さて今回は季節がら桜の写真を撮りに行かれる方も多いと思うので、桜の写真で<中級>ツーリング写真の解説をしてみたいと思います。

EOS6D mark2 + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/400 ISO100

千葉県安房郡鋸南町にある保田川で撮影した1枚です。いま調べて初めて知ったのですが頼朝桜という桜みたいです。この一帯は菜の花や水仙なども咲く、花の観光スポットでもあります。




さて、写真の解説ですが実は桜の木はそれほど沢山あるわけではなく、時期も早かったこともあり咲いているのは局所的でした。こういったシーンでは撮影に適しているようで、実は普通に撮ってしまうと極めて平凡な写真の出来上がりになってしまいます。

重要な主役である桜が少ないのであれば、おのずとレンズは望遠レンズの出番です。特定の部分しかないものを狭い範囲で写し、関連付けたい被写体(この場合はバイク)との距離感を詰めることができる、それが望遠レンズです。当たり前のことですが「そうなのか!」と思った方は覚えてくださいね。

バイクと桜の位置関係を理想的にするには、どうしたら良いか?桜の下に普通に停めても良かったかもしれません。しかし、そこで標準レンズで撮っただけでは平凡な写真に終る可能性が大きいです。

そこで橋に注目しました。バイクを橋に停めて最も遠い位置にある桜の場所まで移動し、そこで桜の花を前景に入れて望遠でバイクを引っ張り、抽象的な作品に仕上げてみました。抽象的と言っても、少なくとも日本人なら誰が見ても桜の景色であることは分かると思います。

全体を淡くぼかした桜のピンクで包み込み、その隙間から覗きこむようなアングルで橋に停めたバイクへ視線を向かせる画面構成です。よく見ると桜の花の中にも線や図形のような要素があるのがお分かりいただけますでしょうか。




桜の木をよく観察し、どの隙間からバイクを狙うか足を使って試行錯誤です。ここだ!という極めてピンスポットなアングルは必ず見つけられるはずです。

露出は評価測光に対してオーバーに振りましょう。レンズにもよりますが、ボケ具合は開放にこだわらず少し絞ってみたり、場合によってはストロボ(またはスピードライト)を使って手前の花のディティールを微調整してくださいね。(ここが絶妙にできる人は上級者!)

Lightroomなどでレタッチする人は彩度の上げ過ぎに注意しましょう。黄色やピンクといった鮮やかな色は、彩度をあげると色飽和を起こして不快な画質低下を招きます。ピクチャースタイル(またはフィルター効果)で風景やポジフィルム風なども同様です。鮮やかなほど良い!は卒業しましょうね!

桜は色を出すのに難しい被写体です。また別の桜の写真でも解説する予定ですので、お楽しみに!





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保田川の頼朝桜 もう散ってしまったでしょうか… 公式サイトはこちら

オートバイを知らないあなたへ

オートバイと縁のなかった方々へ

冒険や旅を体験しましたか?

もしまだなら今からでも大丈夫

免許をとってバイクを買うだけ、ただそれだけです

2015年11月 千葉県南房総市

 

冒険の旅にでるのに勇気なんてさほどいらない

なぜならオートバイを使えば一瞬で今いる現実の世界に戻ってこれる

日曜日、1日だけで冒険できるのがオートバイ

安定の生活空間を失うリスクなどないのです

 





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安房勝山の勝山港の北側 大六海岸にある小さな小さな港

美しき日本のキャンプ場【森のまきばキャンプ場】キャンプツーリング

森のまきばキャンプ場 絶景度☆☆☆★★ 星3つ

このシリーズでは私の個人的な趣味によるおススメのキャンプ場を紹介するカテゴリーです。バックナンバーはメニュー内のカテゴリにあります”美しき日本のキャンプ場”をご覧ください。

私の個人的な趣味とは、まず景色と雰囲気がよくソロでも居心地のよいところ。車両(バイク)の乗り入れが許可されていること。最低限の設備で十分なので適度にワイルドなところ…といった主観でセレクトしております。

前回から少し間があいてしまいましたが、3回目となる今回は私の地元である千葉県です。千葉県袖ケ浦市の森のまきばキャンプ場です。

取材日は2016年6月です。

千葉県袖ケ浦市林562-1-3

森のまきばキャンプ場 公式サイト

私の行った2016年6月でバイク、ソロ料金 1600円/一泊 でした。冬期割引料金などもあるようなので、料金や営業の詳細は公式サイトをご参照ください。

場所は房総横断道路 国道409の近くにあります。東京ドイツ村、袖ケ浦フォレストレースウェイが近くにあり、アクアラインで来る場合は木更津北ICから15分くらいで到着します。

房総半島のちょうど中心にあるので、南房総ツーリングの拠点としても良いと思います。(もう少し南だとさらに良かったですが)

牧場なだけあって、北海道を連想するような雄大なロケーションです。これが本当に千葉??




管理棟。受付を済ませる友人…  このすぐ目の前に管理人さんの自宅と思われる民家があります。16時までにチェックインしましょう。

サイト内に続く道。左手に見えるのはシャワー室とトイレ。簡易的に見えますが清掃が行き届いて清潔です。

炊事棟。

さらにサイトの奥に進むともう1つ炊事棟。そしてトイレ。

サイトはとても広くてどこにテントを張るか、すごく悩みますが全体的に斜面が多く快適に過ごせそうなスポットは限られるようです。この時は6月で日差しも強かったので、木陰を狙って管理棟に近い手前のエリアにしました。奥の開けたエリアは木が少なく、冬ならそちらが良いかもしれませんね。

とても開放的で気分がいいです。ただ森や海岸のサイトと違って散策するような場所は少ないです。ここでキャンプする時は自分のサイト内で快適に時間を過ごせるよう準備しましょう。




この広さで完ソロだと、ほんとポツーン状態。焚火は可能ですが必ず焚火台を使用とのこと。私はスノーピーク焚火台を愛用しています。

ちなみにテントはダンロップRシリーズ(アウトフィッター)でタープはモンベルのミニヘキサーです。どちらも10年くらい愛用しています。チェアーはヘリノックスのビーチチェアー。ヘリノックスはチェアワンも良いのですが、私の場合はヘッドレストまで有ってノンビリしたいのでコレです。

 

この時は途中から友人も合流して楽しいキャンプに。サイト内にバイクの乗り入れは可能です。草地をいためないよう配慮を!

木陰に佇む2台のBMW R1200GS

買い出しはキャンプ場のすぐ前の国道409号を木更津北IC方面に走ると、横田という街中があります。その街中に尾張屋ベリーフーズというスーパーがあり、ここの食材が安くて良質ですよ!その他にもスーパー吉田屋、薪や炭が買えるホームセンター コメリがあります。

森のまきばは冬キャンプの聖地としても知られていますが、夏休みやゴールデンウィークはファミリーでかなり混雑するようです。最近では薪ストーブの人気でファミリーも冬キャンプするようになったので、事前に混雑状況はチェックした方が良さそうですね。

私が行った時は天気がイマイチでしたが、こういった開けたロケーションでは星空の観察も楽しめると思います。テントサイトに天の川が立つ写真とか、すごく良さそうですね!

こんな素晴しいロケーションのキャンプ場がアクセスの良い関東圏にあるなんて、有り難いですほんと!ちなみに私の自宅からは下道でのんびり走って40分くらいで着いてしまいます。さすがに旅と言うよりキャンプしに行く!という感じになりますが。

暖かくなると混雑するので、その前に行かれてみては如何でしょう。千葉県袖ケ浦市の森のまきばキャンプ場でした。

 





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ツーリング写真<初級>キャンプツーリングと透明人間

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま。皆さまはキャンプツーリングはお好きですか?

いまキャンプツーリングだけでなくソロツーリング、ソロキャンプがすごくはやっていますよね。私の記憶では、そう遠くない昔は一人でバイクでツーリングしたり、ましてやキャンプなんてしていると、友達のいないヤツと笑われたものです。それが現代では一人が自由でいい!みたいな風潮でずいぶんと変わったものですね。

さて今回はキャンプツーリングでのワンシーンの作例で、モデルを透明人間化した不思議な写真のご紹介です。抽象的な写真…とは言いにくいですが簡単なのでこれを解説いたします。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L   F2.8 10SEC ISO1000

こちらの作例をご覧ください。秋のカヤノ平キャンプ場で撮った1枚です。カヤの平はとても標高の高いキャンプ場なので、天気が変わりやすい場所でもあります。

この時も長野県木島平村の天気予報は晴れ、降水確率0パーセントでしたが、ご覧のように雲がかかったり、時おり雨がぱらついたりしていました。

風で流れる雲、それに透過する月の美しい光、これに心打たれたので我が青春のEF14mmF2.8Lで撮影に挑みました。月明かりがあるとはいえ、とても暗いシーンです。感度は1000、絞りは開放のF2.8でシャッターは10秒もあけるスローシャッターです。




試し撮りで露出を決めるとき、カメラのモニターを暗闇で確認すると、実際の画像よりも明るく感じてしまうものです。これは液晶モニターはバックライトの透過光なので、いくら真っ暗な画像でもライトの明るさが眩しく感じるのです。眩しいが明るいと勘違いしやすいので気をつけましょう。帰って写真を確認したら想像以上に真っ暗な写真だった…なんてよくある話です。

この写真をあるSNSで発表したときに、モデルが透けているのを不思議に思った方が、どうやってこんな風に撮るのですか?と質問をいただきました。確かに知識の無い方から見れば不思議な写真ですよね。今回は簡単なことですが、ここを解説いたします。

といっても、長々と説明するようなものではありません。この写真の場合はシャッターが開いている時間は10秒です。その内の例えば5秒くらい、その場に留まってじっとしていれば半透明人間のできあがりです。透け具合は3秒にしたり7秒にしたりで、シャッター時間に対する割合で調整できちゃいます。

はい、それだけ!




しかしこの写真のカヤノ平、割と最近に行った記憶なのですが、もう1年以上も前のことです。最近特に月日が経つのが早く感じます。これって年齢を重ねるごとに早く感じるものですよね。決して喜ばしいことではありませんが…。

もし、あなたが1年後に今より飛躍的に写真家としてレベルアップしていたら、お誕生日やお正月に「もう1年が経ってしまった」という虚しさは劇的に軽減されるでしょう。

努力して飛躍する人は時の経過をも楽しめるものです。

逆にこれがないと、体力の低下や老化など、失うものばかりが気になってしまい、溜め息しかでないものです。

ここで重要なのは1年後あるいは数年後といった未来に、レベルアップして素晴しい作品を生み出している ”写真家の自分” をイメージできるか?ここはもう、個人の想像力の問題ですよね。想像力が豊かな人は作品だけでなく、こういった生き方にも大きく影響するようですよ。

絶対に成功すると分かっていれば、多くの人は諦めずにやり遂げるでしょう。しかし成功するかどうか分からないから、多くの人は壁を越えられず挫折します。これは誰か偉い人の言葉だったと思いますが、どこで見た本か誰の言葉だったかは思い出せません…印象に残っていたので記憶していたのですが。





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ツーリング写真<上達の秘訣>確実にレベルアップする唯一の手段

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日すてきな写真を撮っていますか?

以前にいつでもカメラを持ち歩いて毎日写真を撮ると、確実に上達しますよ!目安は1日で100ショット以上です。やってみてくださいね!という投稿をしましたが、本当に実践して上達した方はいらっしゃいますか?

カメラをいつも持ち歩いて、いつでも写真を撮る。本当に素晴しいことで上達すること間違いなしです。

今回はなぜ毎日100ショットスナップを実践するのが良いのか?そんなお話をしたいと思います。

RICHO GR APS-C 東京都中央区 晴海ふ頭

この写真は少し前に撮ったものですが、私の職場の近くにある公園のような場所です。元々、都内屈指の夜景スポットと言われている場所なので、写真を撮るには適した場所なのですが、公園に誰もいない時に仕事の休憩時間に撮った1枚です。もちろん写真を撮るつもりでここに行ったのではなく、通りかかったときに沢山のカモメが乱舞している様子に心を打たれたのでポケットにあったリコーGRで撮影に挑んだのです。




 

RICHO GR APS-C  東京都中央区 晴海トリトンスクエアー

この写真は仕事の帰り道にバス停でバスを待っているときに撮った1枚です。ちょうど2年前の今頃でした。リコーGRは28mm単焦点なので構図を作るのに動く練習になります。この時は渋滞のせいでなかなかバスが来なかったので、時間をかけて露出やホワイトバランスを試していました。

 

RICHO GR APS-C 東京都江東区有明 角乗り橋北

これは仕事中に社用車の中から撮った1枚。ジャンクションの様子を強い逆光下で撮ってみました。この頃、私は写真を上達したい一心で、闇雲に撮りまくっていましたが、知識は殆どありませんでした。しかしこの写真を撮った時、複雑に交差する曲線が強烈な導線効果を生み出すと学びました。

私が個人的に考える写真の上達のプロセスとは次のようなことです。

・目  被写体を見つける目  被写体の魅力を見極める目  目の前の光景からデザイン要素を見つけ出す目  光と影を見極める目

・足  被写体を探すため行動する足  構図をつくる足  被写体に寄る足

・心  作品を誰かに見せてあげたい 感動や共感、何らかの心の響きを無償でプレゼントしたい気持ち  芸術家になっていく自分を見て自分が好きになる

・知識  光、影  写真におけるデザイン  観賞者の心理  カメラの操作に係わる知識

これらの要素が毎日100ショット以上撮ることによって、バランス良く且つ少しずつ確実にレベルアップしていきます。 

どうしても最初の頃というのは被写体の魅力的な部分とか、デザインで使えそうな要素とか、ましてや光と影とか、見えないものです。構図も少し動くだけでも位置関係や比率が劇的に変わるのに動けないものです。知識としてだけではなく、知識と体で一体となってトレーニングしていく感じです。

毎日撮っても、きのうと今日ではほとんど変わらないと感じるでしょう。でも3ヶ月、半年、そして1年後には、きっと以前の自分の写真が恥ずかしいと感じるほど上達しているのです。




通勤電車、休憩時間、家の近所、または家の中、家族、同僚、その辺の雑草、駐輪場、公園、商店街、空地、なんでも対象になります。理屈など抜きに「あっ」と思ったものを撮って撮って撮りまくるのです。

100ショット撮って、全てゴミに終わる時もあります。それが何日も続くときもありますが、不思議と燃えたぎる写欲は消えることはありません。なぜならいつもカメラを持って写真を撮る事が習慣になってくるからです。

RICHO GR APS-C  社用車の窓から

たくさんやれば、いくら頭で考えても分からなかったこと、例えば「何をどう撮るのか?さっぱり分からない」といった悩みも、いつの間にか乗り越えているものです。画面という長方形の四角に被写体をどう置くか?線や丸や四角はないか?赤や青や黄色はないか?背景とその他の部分の比率は適切か?光はどこから当たっているか?それはどんな種類の光か?そして何に感動して、そこで写真を撮ろうと思ったか?何を伝えたかったのか?自分としてどう伝えたかったのか?

こんなことが少しずつ少しずつ身についていきます。やがて過去の自分が悩んでいたのが不思議に思えてくる日がやってきます。「なんでこんな簡単なことが分からなかったのだろう」と。そしてある日、毎日写真を撮ることに生きがいを感じている自分を発見します。この瞬間からあなたは写真家です。

この毎日100ショットスナップ訓練は、本当は秘密にしておきたいくらい効果的なやり方なのですが、究極のツーリング写真 読者の皆さま限定で教えちゃいますね。

本当は毎日ツーリングできれば良いのですけどね!それではまた次回!

RICHO GR APS-C  自宅最寄駅で





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ツーリング写真<中級>デザイン要素_印象的なシェイプを極めよ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、芸術を楽しんでいますか?初心者の人とは自分がカメラを持って芸術している、という認識を恥ずかしくて持てないものです。もちろん写真をやる以前に元々が彫刻家とか書道家である場合は別ですが。

上達の過程で芸術に対する変なコンプレックスは抜けて行き、あるポイントで芸術家として覚醒するのだと思います。

アマチュア写真家とは自由を与えられている他にも、とても素敵なことがあるんです。それは写真を見ていただける人達への無償精神です。プロと違って報酬をいただく訳ではありませんので、写真は基本的にはプレゼントです。

良い作品が撮れて、それを観賞者へ送り届ける感覚はまるでサンタクロースになった気分です。嬉しいコメントをいただいた時は、おかえしのプレゼントをもらった感じです。一般にアマチュアっていうとプロの下位みたいな印象があるかもしれません。でもそれは少し違うと思います。




さて、今回は<中級>ツーリング写真の解説としてデザイン要素のレアキャラであるシェイプ、ディティール編です。

大切なことなので繰り返し書きますが、デザインの要素とは線、図形、色、立体感、質感、規則的なパターンです。この他に光と影、スペースの比率などがありますが、今回はシェイプとディティールです。

EOS6D mark2 + EF14mmF2.8L F14 1/160 ISO100

こちらの作例をご覧ください。これはシェイプデザインを取り入れたことにより、見る人を一瞬はっとさせる画面になっています。面白いでしょう?

ナイスバディな女性のウエストライン、コカコーラの瓶、ポルシェ911ターボのボディライン、こういった「くびれ」のある繊細な曲線を持った図形要素がここで言う”シェイプ”です。皆さん大好きでしょう?




この作例では漁船の船首部分に存在する曲線を、14mm超広角レンズの歪みも利用してシェイプラインを入れてみました。上部を少し切り落としたので迫りくるような迫力も出たと思います。狙いは印象的な画面であり、デザイン要素で「はっと」させた後に、漁船達の休む港の様子へ想像を誘う作画になっています。

空に爽やかに広がる薄い筋雲も、14mm超広角レンズと相性の良いシチュエーションですね。色の要素としては概ね爽やかな青が主体ですが、船体の下部にある赤も刺し色で効いています。本当は船の上に乗っていた黄色い浮きを船首の下に垂れ下げたい!と思ったのですが、触る訳にはいきませんので、黄色は欲しかったですがガマンです。

画面にシェイプデザインを取り入れたいときは、このように超広角レンズの歪みを利用する作戦は大いにアリです!ここだ、というシーンに出会ったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。

今回はレアなシェイプ要素の解説でした!あっ、これもツーリング写真解説として、たぶん世界初だったな、最初に言うの忘れちゃった。





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千葉県安房郡鋸南町 勝山漁港から少し北に行った竜ヶ崎堤防の近くです。漁船、漁具には触れず地元の方々や釣り人にご迷惑、ご心配のないようお願いします。

ツーリング写真<私の旅>記憶に焼き付いて離れない。あの時、あの場所

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは記憶に深く残っている旅の光景ってありますか?それはどんな景色ですか?絶景地?それとも有名なスポットでしょうか?

たぶん私だけでなく、同じ経験をされている方も多いのでは?と思うのですが、記憶に深く焼き付いている光景って、案外と何でもない国道や街中だったりしませんか?

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/250 ISO100

こちらの作品をご覧ください。北海道の枝幸から浜頓別へ向かう海沿いの国道238号でのひとこまです。知床半島などの道東エリアを後にして、宗谷岬などのある道北の稚内エリアに移動する、ラリーで例えるならリエゾン区間です。

車も少なく信号もほとんど無い。楽しいカーブも美しい景色もなく、走れど走れど景色に変化も少ない。そんな道を淡々と走っていると、疲労とも眠気とも違う妙な気分がやってきます。ツアラーハイとでも言いましょうか?私の経験上、こんな時に見ている光景が脳裏に強く焼きつくようで、旅を終えた日常の生活に突如としてこの景色を思い出すものです。




この写真のときも「あぁ~、久しぶりにこの感じきたな!」と感じていました。そして淡々とR1200GS ADVENTUREを走らせるのも何となく飽きていたのもあり「そうだ!脳裏に焼きつく様な旅のシーン、まさにこの光景を撮ってみるか!」と思いついて撮った写真がこれなのです。

道行く他のライダーは「アイツ、なんでこんな場所で写真撮ってるんだ?」と不思議そうに見て去って行きました。また別のライダーは何かとんでもない被写体を見つけて撮っているのか?虹でもあるのか?とキョロキョロしていました。もちろん、虹などありませんが。

しかし、普通のツーリングライダーなら、まず持っていないであろう600mm級の望遠レンズ。これで脳裏に焼きつく旅のシーンを超圧縮して1枚にしてやりました。そう、何でもない風景や道は望遠で凝縮するように封じ込めてやるのです。コレ、私の常套手段なんです。よくバイクツーリングで600mmなんて持っていくね!と驚かれますが、これがやりたいんです。

面白そうだな、と思った方はぜひ真似してくださいね!何でもない風景だけど記憶に焼きつくシーン、それを写真にしちゃう!面白いですよ。





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国道238号 オホーツクライン 多くのツーリングライダーが通る道ですが、この辺りは立ち寄るスポットもなく、まさに道東と道北を結ぶリエゾン区間です。

ツーリング写真<初級>何でもないソコが実は撮影スポット

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、素晴しい旅、素晴しい写真を楽しまれていますか?

旅は必ずしも遠いところや行ったことのない場所へ行くことが旅とは限りません。自宅から1時間で着いてしまうところでも、昔から何度も行っているところでも、旅ごころを持って純粋に風景に向き合えば、それは紛れもなく旅です。

何度も行っている場所なのに、違った風景に感じる。そんな経験はありませんか?人の内面にある旅ごころは季節のように移り変わります。気が付かなかった小さな風景を発見したり、以前は何も感じなかった風景に感動したり、その場所の空気感や居心地の良さに気が付いたり。そんな以前の自分とは違う現在の自分の発見も、また旅の魅力でもあります。

バイクツーリング+写真を撮る。これはそんな旅ごころを作品化していくこと。それを通してバイク旅の魅力を発信していくのが、私の生き方と言ったら大袈裟ですが、ほんとそんな感じなんです。

「私もそんなふうにしたい!」という方がおられましたら、究極のツーリング写真で解説をしていきますので、これからも是非みてくださいね。




さて、今回は初級ツーリング写真の解説として、とってもライトな感じでいってみます。「あれっ、ここいつも来るのに、なんか気分もいいし居心地もいいなぁ」そんな場所では気持ちが写真に表れるので、パチリと1枚撮ってみようよ!という、ただそれだけのお話です。

EOS1Dx + EF24-70mmF2.8L F9 1/200 ISO100

こちらの作例をご覧ください。私の自宅から30分くらい走った田舎道にある自販機の休憩スポットです。長閑でしょう?

自宅から南へツーリングに行く場合は、国道357号や16号なんて走りたくないので、内陸の田舎道を走るのですが、その場合は南房総のどこを目指すにしても、かならずここを通過します。昔から何度も寄っているお馴染の場所なんです。

この写真を撮ったとき、私は「あ~なんだか気持ちいいな今日は!」と思ったので、普段ならこの場所で撮影などしないのですが、トップケースから一眼レフを取り出して、パチリと気軽に撮ってみました。




お天気がいいから気分もいい。これは間違いではありませんが、天気が良くても気分はイマイチの時もあるので、必ずしも両者は比例するとは限りません。私の経験上、ソロでバイク旅というのは生理的な気分の浮き沈みを繰り返していて、雨が降っているのにやたらハイテンションのときもあれば、理由も分からず気分が暗いときもあります。

気分がサイコー!という時は絶景地や目指すスポットでなくても、試しに1枚撮ってみてください。撮影者の感情は写真にでるものです。日本の田舎道なら、どこにでも有りそうな自販機コーナーの休憩所。爽やかな青空は確かに綺麗だけど、この写真からは何となく撮影者の気持ち良さが伝わってくると思いませんか?

カメラの準備が億劫だったらポケットに忍ばせたコンデジやスマホでも良いと思います。ぜひ覚えておいて、チャンスがきたら撮ってみてくださいね。

今回はこれだけ!またお楽しみに~





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千葉の中心部から養老渓谷方面や南房総方面を目指すルートの最初のアプローチポイント。うぐいすラインの南側にあります。自販機ポイントですがトイレはありません。多くのツーリングライダーの集合場所になっていたりします。

ツーリング写真<中級>デザインを極めよ 配置編

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、ご自身の撮られた写真ってお好きですか?自分で撮った写真を見て「これはいい写真だなぁ」と思える気持ちって凄く大事ですよ。もちろん人に言う必要は必ずしもありませんが、心の中で「この写真は好き」と自分の写真を褒めてあげましょうね。

自分という人間が好きだって人、みんな素敵じゃないですか。それと同じだと思うんです。あなたの撮った作品はあなた自身です。

自信持って「自分はいい写真を撮るフォトグラファーだ」という気持ちでいきましょう。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5.6-6.3DG F5.6 1/400 ISO100

さて今回は<中級>ツーリング解説として、またまたデザインのお話。前回の規則的なパターン編の続きで配置編でございます。




こちらの作例をご覧ください。北海道の北太平洋シーサイドライン 霧多布岬の近くで撮った1枚です。霧多布はその名の通り年中霧が出ていて、ひどいとホワイトアウトで運転が困難なほど視界が悪化します。

でもこの霧につつまれた雰囲気が旅欲を刺激して、私は大好きなんです。

さて写真の解説ですが、この写真の主題は霧です。全体が霞んでいて詳細が明らかになっていない雰囲気。これこそがこの写真の意図なのですがデザインのアクセントとして有効なのが、道路の端部分を指し示す矢印のポール(通称 矢羽根)です。

長方形の画面の中に、いくつも連続して存在する矢羽根の配置に細心の注意を払って構図を作りました。このスペースにこの位置!という精密な調整が要求されるデザイン作業です。重い望遠レンズを手持ちで振り回す現場では、なかなかスタミナを消耗する撮影でした。

特に画面右上に先端のみ写っている矢羽根は、この画面内ではとても重要な仕事をしています。矢羽根は右左交互にリズムをもって存在していて、その左右のリズム感を最終的に決定付ける存在が右上の先端のみの矢羽根です。この右上の矢羽根がもし無かったら、林立しているリズム感は崩れ、右上に無駄なスペースが存在して不快なバランスが発生するでしょう。




全体が霧で霞んでいるため、非常に弱いですが色の要素も僅かに存在しています。鹿飛び出し注意の看板は黄色、矢羽根の先端は赤、そして左右に緑が存在します。

Lightroomの仕上では寂しさ、寒さを表現するため若干ですがホワイトバランスを青にふり、低コントラスト、明瞭度を若干のマイナスで仕上げました。見た風景、その場で感じた印象を「よりらしく」表現するための控え目なレタッチです。

配置は今回の作例のように、人工物が存在する場合は特に精密に調整しましょう。特に垂直線が存在している場合はビシっと垂直を出さないと、不快なアンバランスを発生してしまいます。もちろん、何か理由があってわざとアンバランスを狙うなら話は別ですが。

難しいようでしたら、現場で何カットもバリエーションで撮って、後で最も理想的な配置となっている写真を選別しましょうね。





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北海道厚岸郡浜中町 北太平洋シーサイドライン 北海道ツーリング屈指の人気ツーリングルートです。道東の魅力が凝縮されたようなロケーション。北方領土を見に行きましょう。

幻想のツーリング風景 ~マイノリティ・二輪写真館~

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/640 ISO200

 

別に楽しくなくていい。

むしろ楽しい感じは何だか薄っぺらいようで好かない。

孤独だけど本当に自由だ。

敢えて辛い道を選ぶときに誰に気兼ねすることもない。

友達と走るのは楽しいって事は知っている。でも今は時間がないから、またいつか…

むかしからレジャー感覚が嫌いだ。

幻想にまで抱いた旅の景色はレジャー感覚では出会えない。

旅には目的地がなく、達成感もなく、得るものは少なく、快適でも贅沢でもない。

ましてや珍しいものを見に行く訳でもないし、食べ物や温泉とかもついでに過ぎない。

ただ何となくでいい、何となく旅している。それで十分な気がする。

ひとつ嬉しいのは地元の人に「遠くからよく来たな」と言ってもらえること。

オートバイであるのは空間を駆け抜けて旅したいから。

これだけは明確に答えることができる。

野宿や焚火は原始的な夜の明かし方が大好きだからだ。

幻想のツーリング風景にいつか出会える気がして、ただ何となく旅している。

マイノリティである。

 





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北海道紋別市 コムケ湖 先日アップした青い屋根の倉庫番屋の写真と同じ場所です。2004年、はじめて北海道ツーリングしたときにF650GS Dakarで行った想い出の場所です。