桜とツーリング写真 私ならこう撮る <中級>ツーリング写真

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま。桜の写真はもう撮られましたか?桜のある景色とは多くのカメラマンが撮影の対象にするもので、撮り方も撮り尽くされた感じがあり個性を打ち出すのも難しいですね。

また初心者の方にとっては思うようにピンク色が表現できなかったり、ここだと思うところで撮ってみたが電線や人が邪魔だったりと、なかなかうまくいかないものですね。

今回はそんな難しい桜の景色を<中級>ツーリング写真として解説してみたいと思います。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100

こちらの作例をご覧ください。千葉県君津市にある県道で撮った1枚です。ちなみに去年の4月の撮影で、もう散り始めて7分くらいしか咲いていない状態でしょうか。

本当は満開を狙いたいところですが、僅かに葉桜がまざることにより、桜の色を際立たせている効果があります。平凡な桜の景色にならないためには、少し変わった観点で桜の魅力を引き立ててみましょう。

この場合は少し地味かもしれませんが、これみよがしに満開の桜を狙った写真の方が、むしろよく見かける写真で普通っぽいとも言えます。立派な満開の桜の下に愛車を置いてパチリ!完璧な写真のようですが、よく考えたら「これって去年も撮らなかったっけ?」みたいな…。




一本の桜の木を狙うのではなく、この作品のように桜並木になっている場所で撮る場合は、「道」な訳ですから例にもれず望遠で圧縮しましょう。望遠レンズによる圧縮効果は道を魅力的にするだけでなく、この場合は桜の花の密度も上げてくれます。

その他、この作品では道路に当たる陰影が良かったので画面内にバランス良く道路を配置し、あえて入れた乗用車は脇役としてキャスティングしました。この他にも白い軽トラックやバイク、また何もいないなど、バリエーションのカットを撮ったのですが、いろいろ検討した結果このグレーの乗用車が「普通過ぎで良い」と思ったので、このカットを採用しましたよ。

いかがでしたでしょうか?桜の景色というと満開のもと鮮やかな発色で撮るのが一般的ですが、こういった少し渋い感じのも悪くないかと思います。今回の解説で言いたかったのは桜を引き立てるために他の部分の構図に気を配る、という事でした。




ところでこの作品をご覧になって、皆さまどのような感想をお持ちになりましたか?実のところ、私だって本当は満開の桜を狙いたかったのです。この現場に着いた時はガッカリしました。開花のピークに休日が合わなかった悲しさ。せめて散っているなら、風がふいていれば桜吹雪を撮ったのになぁ…と。

しかし見ようによっては葉桜が少し混じっているのも良いではないか。とも感じました。被写体側の条件は撮影者側ではどうにもコントロールすることは出来ないのですから、それを諦めにして妥協ポイントを作るか、その状況に美を見出して魅力を引き出すかはカメラマンか写真家かの分かれ道です。みなさんならどちらを選びますか??

「仕方ないこの葉桜の写真をとりあえず撮ってみるか」ではなく「葉桜が混じることによってピンクの美しさが際立っている、これは風情あって素敵だ」と思って撮れば、それが写真に表れてみる人にも「葉桜が少し混じっているけど、これはこれで素敵だね」と作者の表現がきっと伝わるはずです。

あぁ・・・いいこと言ったなぁ~





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県君津市 県道163 君津大江戸温泉物語のすぐ前の道ですよ~