ツーリング写真<上達の秘訣>確実にレベルアップする唯一の手段

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、毎日すてきな写真を撮っていますか?

以前にいつでもカメラを持ち歩いて毎日写真を撮ると、確実に上達しますよ!目安は1日で100ショット以上です。やってみてくださいね!という投稿をしましたが、本当に実践して上達した方はいらっしゃいますか?

カメラをいつも持ち歩いて、いつでも写真を撮る。本当に素晴しいことで上達すること間違いなしです。

今回はなぜ毎日100ショットスナップを実践するのが良いのか?そんなお話をしたいと思います。

RICHO GR APS-C 東京都中央区 晴海ふ頭

この写真は少し前に撮ったものですが、私の職場の近くにある公園のような場所です。元々、都内屈指の夜景スポットと言われている場所なので、写真を撮るには適した場所なのですが、公園に誰もいない時に仕事の休憩時間に撮った1枚です。もちろん写真を撮るつもりでここに行ったのではなく、通りかかったときに沢山のカモメが乱舞している様子に心を打たれたのでポケットにあったリコーGRで撮影に挑んだのです。




 

RICHO GR APS-C  東京都中央区 晴海トリトンスクエアー

この写真は仕事の帰り道にバス停でバスを待っているときに撮った1枚です。ちょうど2年前の今頃でした。リコーGRは28mm単焦点なので構図を作るのに動く練習になります。この時は渋滞のせいでなかなかバスが来なかったので、時間をかけて露出やホワイトバランスを試していました。

 

RICHO GR APS-C 東京都江東区有明 角乗り橋北

これは仕事中に社用車の中から撮った1枚。ジャンクションの様子を強い逆光下で撮ってみました。この頃、私は写真を上達したい一心で、闇雲に撮りまくっていましたが、知識は殆どありませんでした。しかしこの写真を撮った時、複雑に交差する曲線が強烈な導線効果を生み出すと学びました。

私が個人的に考える写真の上達のプロセスとは次のようなことです。

・目  被写体を見つける目  被写体の魅力を見極める目  目の前の光景からデザイン要素を見つけ出す目  光と影を見極める目

・足  被写体を探すため行動する足  構図をつくる足  被写体に寄る足

・心  作品を誰かに見せてあげたい 感動や共感、何らかの心の響きを無償でプレゼントしたい気持ち  芸術家になっていく自分を見て自分が好きになる

・知識  光、影  写真におけるデザイン  観賞者の心理  カメラの操作に係わる知識

これらの要素が毎日100ショット以上撮ることによって、バランス良く且つ少しずつ確実にレベルアップしていきます。 

どうしても最初の頃というのは被写体の魅力的な部分とか、デザインで使えそうな要素とか、ましてや光と影とか、見えないものです。構図も少し動くだけでも位置関係や比率が劇的に変わるのに動けないものです。知識としてだけではなく、知識と体で一体となってトレーニングしていく感じです。

毎日撮っても、きのうと今日ではほとんど変わらないと感じるでしょう。でも3ヶ月、半年、そして1年後には、きっと以前の自分の写真が恥ずかしいと感じるほど上達しているのです。




通勤電車、休憩時間、家の近所、または家の中、家族、同僚、その辺の雑草、駐輪場、公園、商店街、空地、なんでも対象になります。理屈など抜きに「あっ」と思ったものを撮って撮って撮りまくるのです。

100ショット撮って、全てゴミに終わる時もあります。それが何日も続くときもありますが、不思議と燃えたぎる写欲は消えることはありません。なぜならいつもカメラを持って写真を撮る事が習慣になってくるからです。

RICHO GR APS-C  社用車の窓から

たくさんやれば、いくら頭で考えても分からなかったこと、例えば「何をどう撮るのか?さっぱり分からない」といった悩みも、いつの間にか乗り越えているものです。画面という長方形の四角に被写体をどう置くか?線や丸や四角はないか?赤や青や黄色はないか?背景とその他の部分の比率は適切か?光はどこから当たっているか?それはどんな種類の光か?そして何に感動して、そこで写真を撮ろうと思ったか?何を伝えたかったのか?自分としてどう伝えたかったのか?

こんなことが少しずつ少しずつ身についていきます。やがて過去の自分が悩んでいたのが不思議に思えてくる日がやってきます。「なんでこんな簡単なことが分からなかったのだろう」と。そしてある日、毎日写真を撮ることに生きがいを感じている自分を発見します。この瞬間からあなたは写真家です。

この毎日100ショットスナップ訓練は、本当は秘密にしておきたいくらい効果的なやり方なのですが、究極のツーリング写真 読者の皆さま限定で教えちゃいますね。

本当は毎日ツーリングできれば良いのですけどね!それではまた次回!

RICHO GR APS-C  自宅最寄駅で





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2 thoughts on “ツーリング写真<上達の秘訣>確実にレベルアップする唯一の手段”

  1. 写真目、、 とでも言うのでしょうか
    おっしゃっている意味、良く分かります
    (それなりに課題を持って)数を撮るというのはとても大切ですよね
    「どういう時、写真にはどう写るのか?」
    「こういう○○の時は驚く画が出る事がある」
    確かに挙げればきりがないほどの上達の手段ですよね~
    立澤さんの上手い秘密の1つですね!!

    あとはマクロ目、鳥目  私だと昆虫目、、でしょうか(笑)
    そればかり狙って撮っていると、目が勝手に魅力的な被写体を見つけます
    鳥好きな方が”だれにも見えていない鳥”を素早く見つける事が出来る
    アレですね♪

    でもホント、この写真目は使い続けていないとすぐ錆びつきます
    1日100枚、そして撮った写真で何かを吸収し続けるってすごい事です!

    関係無いですが、写真目と”野宿最適地を見つける目”って少し似てる気がします  アレ、旅を続けていると妙に身に付くんですよね(笑)

    1. ぼんぼんさん

      コメントありがとうございます!
      写真目、いい言葉ですね。私なんかまだまだですが、確かに使い続けていないと
      錆ついてしまう感じは経験あります。
      鳥の写真を撮る人はほんとすごいですよね!
      自分はフォトジェニックな漁港を見つけるのが得意です(^^;
      毎日100ショット訓練は、実は私自身が最近さぼり気味だったりします…
      野宿地を見つける目!?分かります~、私は最近はすっかり鈍ってしまいましたが。
      何となくで行ってみると、良い野営地ってみつかるもんですよね~
      ぼんぼんさんのブログも拝見させて頂いてます!
      今回の川間駅の小湊鉄道の作品は素敵ですね~
      また遊びにいらしてくださいね!

      立澤

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