ツーリング写真<初級>あなたの撮影スタイル

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、もう房総半島はお花がいっぱい咲いていますよ!この週末は関東圏の方はぜひ房総半島へツーリングにいらしてくださいね。

さて今回は初級ツーリング写真として、撮影に係わる解説ではなく撮影スタイルの心得のようなお話をいってみたいと思います。

というのも私自信の過去の経験から、最初の頃というのは自分の写真のスタイルが確立されていないし、何が良い写真なのか?自分の好きな写真は間違いなのか?上手な人のやり方は全て正しいのか?よく分からず色んな情報に惑わされて迷走したものでした。




皆さんがこれから写真を趣味(あるいはそれ以上)としてやっていく上で、スタイルを確立する過程でこんな意見を受けるときがあります。

「感じたままに撮ろう」「ありのままをストレートに撮るんだ」「演出は邪道である」

といった類のナチュラル派の意見です。写真を作りこんで作品にするか、ナチュラルで作品にするか、あるいはその中間かは人それぞれのスタイルで言ってみれば十人十色です。私の場合は少なくとも現時点では作りこんだ作品を高めたいと思っているので、ナチュラルな作品は憧れますが、ずっと何年も先に取り組むべきことと思っています。

なので、当ブログの解説の多くは作りこんで作品化する為の解説となります。作りこむとはフレーミング、構図、デザイン、比率、光の使い方、露出設定、焦点距離(特に標準域以外)の選択、などのことです。

ナチュラル派とはこれらの作り込みをせず、目の前の景色、被写体を標準レンズで「ありのまま」に撮るという考え方です。簡単に言ってしまえば、普通に「ただ撮るだけ」です。

こちらの作例をご覧ください。私がR1200GS ADVENTUREを購入したばかりの頃に撮った1枚です。この写真は当ブログで解説してきた、構図や作品の意図、デザインなどは全く考えないで撮った1枚です。過去のストレージから、偶然にも下手な写真を発見したので、これを解説に使います。

この写真では何が主題なのか?作者の意図は一体何なのか?何となくは伝わりますがお世辞にも明確な意図があるとは言えませんね。デザインの要素も心地よい色の組み合わせや安定を感じる図形、視線誘導を楽しませる導線など、全く感じられません。

話は脱線しますがこの写真はAdobe LightroomではなくキャノンのDPPで仕上げた1枚で、そのDPPのエフェクトに「コダクローム仕上」というポジフィルム調があり、それで仕上げた1枚です。コダクロームは昔は人気のポジフィルムでしたが、フジのフジクロームが登場以降は淘汰されてしまいました。緑が少しくすんだ感じの仕上げは個人的には好きですが、当時の写真家はとにかく鮮やかなフィルムを良しとしていたので、緑が鮮やかに撮れるフジクロームが勝ってしまったのですね。昔の話ですが。




 

究極のツーリング写真で今まで解説してきた写真のこととは、大まかに次のような事です。作品とは撮影者の意図が明確であり、どのように意図を伝えるかが表現である。画面は線、図形、色などの要素を巧みにデザインして美しく整える。どのような光をどのように被写体に当てるか、光と影の存在を強く意識する。ユニークな要素、ストーリーや感情を感じる要素を作品に盛り込む。などなど、私なりの考えで解説をしてきました。

しかし、この作例の写真のように何もしない、というのも考え方の1つとしてアリなのです。撮影者の私からすると、この写真は駄作以外の何でもない恥ずかしい写真ですが、見る人によっては親近感のような物を感じたり、自然な感じに好感が持てるという人もいるかもしれません。

これは人の記憶の中にあるツーリングの光景が、この写真のような景色だからなのです。作品のために作り込んだ写真とは、例えば前景にボケた花があったり、遠景が望遠で圧縮された画面であったり、流し撮りでスピード感ある瞬間の画面であったり…、そういったものは人の記憶にある景色とは全く違ったものなのです。

ナチュラルな作品とは素晴しいものです。しかし必ずしも何もしなかった写真=ナチュラルな写真ではありません。ありのままを表現できた傑作写真とは、敢えて何もしなかった写真のことです。この「敢えて」の部分、つまり撮影者の意図のもと何もしなかった!という事が重要なのです。初心者の人が「何もできなかった写真」とは似ているようで全く違います。

作り込んだ作品とナチュラルな作品についてはプロの写真家ですら悩んでいる方が多いです。一般ウケするのは作り込んだ作品が圧倒的に有利であるというのも理由の1つです。ナチュラルな作品はよほどブッチぎった傑作でない限り「分かる人には分かる写真」で終わる事が多いです。

ナチュラルな傑作とは確率の問題でゲットできちゃう場合もあります。私の勝手な感覚ですが下手な鉄砲も数打ちゃ…みたいな感じで1000枚に1枚くらいは良い作品になり得ます。私自身、初心者の頃にもたくさんの写真を撮っていましたが、今振り返ってみると「偶然撮れたナチュラル傑作」が2枚くらいありますよ。

今回の解説で私が言いたいのは物事には順序があって、ナチュラル写真は憧れですが、今は作品の意図、あなたなりの表現を大切にしてデザインを学び、作り込んだ作品を高めていきましょう。いつかそれを極めたとき、50mmレンズだけを持ってナチュラル写真に挑戦してみてはどうでしょう?というお話でした。

ややこしいですけど「何もしない」を意図してやったなら、ある意味では作り込んだ写真と同じでは?とも言えますよね。それにナチュラル写真派の超ベテランとは無意識下で数秒で構図や比率を作っている場合もあります。とすると、やはりナチュラルではないですよね。

とりとめの無い話なので今回はこの辺で!





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