ツーリング写真<初級>ペアショットを狙え

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究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、花粉症は大丈夫でしょうか?バイク乗りで花粉症ってキツいですよね。私も軽く花粉症なのですが、バイクに乗り始めると最初の30分くらいは症状がひどく、それ以降は乗っていても全然平気なのですが、なぜ最初だけなのでしょうね。

そもそも花粉症って昔はあまり聞きませんでしたが、こうまで現代病として流行した原因は何なのでしょうね。体の免疫細胞がおかしくなって、有害でもない花粉に過剰反応しているというのは分かるのですが、なぜそうなったのか?不思議です。




さて今回のツーリング写真の解説はバイクの写真を撮る時のアングルのお話。そして2台ある場合のツーショットを作るときのバランスのお話でございます。

リコーGR F5.6 1/250 ISO100

こちらの作例をご覧ください。少し前に撮った写真ですが群馬県と長野県の境にある人気のツーリングスポット 志賀草津道路でのワンシーンです。

友人のR1200GS アドベンチャーと2台でツーショットを撮ってみました。メイン被写体が2つある構図とは、まず比率をどうするかを考えます。黄金比(1:1.618)、白銀比(1:1.1414)、1:1.5あたりを狙いたいところですね。この写真は意識していませんでしたが。

被写体が最も魅力的に見えるアングルを探すのは、ポートレートなどにも通ずる写真の基本とも言えますが、実はオートバイのような被写体ほど理想的なアングルはピンポイントであり、それを探り当てるのは難しいものです。

さらに絶対ではありませんが、この理想的なアングルは大抵は1つしか存在しなく、わずか数ミリのアングルの違いで、心地よかったと感じたバランスはたちまち崩れるものです。




この作例はややハイアングルで狙い、2台のR1200GSの傾き具合で動感を印象付けています。手前のR1200GSは左側面が少し写っている角度に対し、奥のR1200GSは右側面が写っている角度です。このように向かってくるようなアングルは「この場所に到達した」「画面に登場した」と印象付ける有効なやり方です。2台以上あるときしか使えませんが「撮影の引き出し」として覚えておいて下さいね。

この作例の場合、2台のオートバイがどちらも同じR1200GSアドベンチャーであること、さらに色まで同じ白(厳密に言うと友人のはGSの30周年記念カラー、私のはアルピンホワイト×サンドローバー)であるので、例外として二等分のボリュームで撮っても悪くなかったと思います。おさらいですが写真における比率では特別な理由なしには二等分はやめましょうね、という解説を以前にしましたが覚えていますでしょうか?

この時は本当に立ち寄った休憩ポイントで、気軽に撮った1枚なのでツーリングスナップとも呼べる1枚になっています。あまり緻密に組み立てられた写真というより、気軽さが見る人にも伝わり親近感にも似た安心がある写真とも言えると思います。

みなさんもお友達とツーリングした時に、ペアショットに挑戦してみてくださいね。今回はこの辺で!!





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