ツーリング写真<中級>応用テクニック!可変三分割

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究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま。いやぁ~写真ってほんといいですね(水野晴朗さん風に!)。

突然ですけど文明の進化ってすごいですよね。コンピューターやネットの進化はもとより。AIだのドローンだの3Dプリンターだのと、私のようなアナログ人間は間もなくついて行けなくなると思われます。

ところでカメラはこの先、どのように進化していくのでしょうね。レンズなどの光学系はすでに成熟の域と言って良さそうですよね。イメージセンサーのような電気的な部分も10年くらい前は日進月歩でしたが、今は数年前の物でも十分すぎる性能なので、こちらも成熟の域ですよね。私が最近すごいなと思ったのは顔キャッチ機能やスマートフォンでの連携機能ですが、カメラとしての劇的な進化とは言えないと思います。

このままニコンやキヤノンといった昔からのカメラメーカーが、カメラの開発を続けても10年くらいでは劇的な進化をしているとは想像できませんね。しかし!例えばアップルやIBMがカメラ産業に参入してきたらどうでしょう?SiriやワトソンのようなAIがカメラに搭載され、さらにadobeシステムの画像処理能力を搭載しちゃったら。

何も考えず適当にパチっと撮った普通の写真を、AIが勝手に解析して構図やデザインやスペースの比率や、ありもしない光と影をカッコ良く入れて。ロバートキャパモードとか荒木経惟モードとか搭載して、好きなのを選べちゃうとか!もう滅茶苦茶。撮影者とカメラが会話しながら「次はこんな写真撮って」とオーダーするだけ。誰が撮っても最高傑作っぽい写真が撮れちゃう! そんな10年後、十分あり得ますよね。




さて、またまた前置きが長かったですが写真の解説です。今回はツーリング写真<中級>として、誰でも知っている3分割構図の応用ともいえる考え方の構図をご紹介します。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/200 ISO250

こちらの作例をご覧ください。私の大好きな房総半島の素掘り隧道での撮影シーンです。こういった鬱蒼とした森の中に突如として出現する隧道は、周囲も(当然トンネル内も)暗く、露出コントロールの腕の見せ所です。

肉眼でみた実際の景色よりも、ずっと明るく表現できる露出設定で撮ってみました。そのため、このレンズの開放値 F1.4を選択しISOも250としています。ちなみに評価測光に対してプラス1.0EVです。隧道の壁面の雰囲気も大事でしたが、光を透過する緑の様子を大切に仕上げた1枚です。

今回、この作例でご紹介したいことは隧道の左右の壁となっている部分、中央の緑の部分の3つのパートのことです。そう3分割です。一般に写真で言う3分割とは格子状に画面を3等分した線のことですが、ここでは考え方を少し変えて、縦に3分割したのみ(横の3分割の要素はなし)の構図です。こうやって意識してデザインすると、不思議なことにしっくりくるものです。




フレーミングとして注目していただきたいのは、隧道の杭口が上の部分で切れていること。この写真は恐らく誰の目にもトンネルになっていると分かると思います。なので杭口は丸く繋がっていると思うはずですが、実際に丸く繋がっているかどうかは観賞者の持ち分として与えているのです。「そこは想像してね」と。

それと定規でも当てて計れば分かりますが、正確に3等分とはしませんでした。これは見た印象で3等分です。どういう事かと言うと左側の壁面は少し暗く、右の方が明るいので存在感として3等分すると、これくらいの感じだった!ということです。

地面はバイク+ライダーの存在の安定土台として必要なので、これは切り落とせません。ギリギリのラインで存在させています。そして隧道の壁面と地面についてはLightroomにて明瞭度を上げて質感を強調させています。

毎度、同じようなことを書いていますが、あくまで撮影時のデザイン作業です。被写体をよく見て、ファインダーを覗いて「そうだ!左右の壁と緑の部分で縦割りのみの3分割にしてやるか」と思いついて、そのように撮る事です。

難しいことに聞こえるかもしれませんが、場数をふんでいけば間違いなく身に着くノウハウですよ!いつかAIカメラに追いつかれないよう、我々生身の写真家は今から腕に磨きをかけていきましょうね。

今回はこの辺で!





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↓↓↓撮影地↓↓↓

千葉県市原市 小湊鉄道 月崎駅の近く 月崎林道から柿木台へ。舗装林道なのでオンロードバイクでも可能ですが濡れている箇所は滑るので注意。この他にも永昌寺隧道など素掘り隧道が3連続であるスポットです。狭く整備されていない道なので走行注意です。

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