ツーリング写真<中級>露出オーバーは夢の中

愛用しているメインカメラEOS1Dxを売却してEOS6D Mark2にしようか、どうしようか凄く悩んでいる今日このごろです。フルサイズセンサー搭載のEOSであのバリアングルモニター、スマホでの遠隔操作など、自分がいまやりたい写真に必要な魅力がいっぱいです。どうしよう…

さて今回はツーリング写真<中級>解説として露出オーバーの魅力について解説します。以前にツーリング写真<初級>解説にて なぜ露出補正が重要なのか という投稿をしました。今回はその続きといいますか意図的な露出オーバーで演出を作ろうというお話です。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F5.6 1/60 ISO640

こちらの作例をご覧ください。トンネルのシーンで撮る場合、そもそも露出の設定が難しいですよね。こういったシーンで最初に頭の中にイメージするのは、どんな写真ですか?トンネル内部の壁の様子も写っている写真?それともトンネルの外の景色も緑や青空が鮮やかに写っている写真?




実はこの最初のイメージがすごく重要です。どうしても「ちゃんと撮ろう」「きれいに撮ろう」という思いが先行すると現実を忠実に撮らなくては…の呪縛にはまります。

現実の光景だけに惑わされず、イメージを膨らませて狙いを定めましょう。しかし、あくまでそのイメージのきっかけとなるのは、現実の風景です。分かりにくいので説明いたします。

まずトンネルの壁です。普通に評価測光で撮ると、この構図では真っ黒につぶれて何も写りません。もちろん額縁効果として意図的に黒く潰すのもアリです。しかしこの場合は被写体をよく観察すると内壁の濡れている部分が美しく輝いています。望遠レンズで圧縮させたタイルの様子も悪くありません。

これらトンネル内壁の美しさを表現するため設定した露出は評価測光に対してプラス2でした。もちろんトンネルの外にある背景の景色はラチチュードの範囲を超えて明らかなオーバーになります。これを「しまった景色がとんでしまった」と感じた方は黄色信号。

現実の光景を忠実に撮るのではなく、演出の観点で見てみましょう。外の背景部分はまるで雪が降っている世界のように幻想的に感じませんか?仮にソフトウェア―による修正でラチチュードの問題をクリアしても、トンネル外の景色は電柱、電線、道路標識、特別美しくもない普通の森があるだけ。これらを全て夢の世界にして隠してしまうのが露出オーバーの不思議なのです。




頭では分かっていても無意識に現実に忠実に撮ろうとしてしまう…怖いですね。本当は簡単なことなんですけど、真面目な性格の方ほど陥りやすいので気をつけましょう。

あと最後に付け加えておきますが、露出によって白くとんでしまった(または黒くつぶれてしまった)というのを意図的にやる場合、決して撮影後に練るものではなく、撮るときに「白くとぶ部分はこう!」とデザインして画面を作らなければ、恐らくただの露出失敗写真に終わります。この作例だとトンネル外の背景のエリアとトンネル内壁のエリアで白銀比1:1.1414を目指してシャッターを切りました。

こういった内容の濃い投稿をした日に限ってアクセスが少ないんだよなぁ~…あっ、今回はこの辺で!!





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