~記憶のツーリングシーン~ 名もなき丘

EOS5D mark2 + EF24-70mmF2.8L F8 1/125 ISO100   2009年5月 秋田県男鹿半島

 

2009年5月 秋田県男鹿半島 県道59号線

混雑の苦手な私としては珍しくゴールデンウィークのド真ん中で旅に出た。

男鹿半島の海岸線である県道59号線は魅力的なコーナーの連続で

今よりずっと若かった自分は買って1年のR1200GSで右に左にコーナーを切り刻んで楽しんでいた。

やがて車が多くなりペースが大きく落ちた。ストレスを感じるので敢えて前走車と十分な車間をとり、自分の意思でつくった「ゆっくり」を楽しむことにした。




自分の住む房総半島とは違った日本海の風景を堪能した。そしてほんの一瞬だけ見えた絶景を見逃さなかった。

すぐにUターンして絶景地への侵入路を探し当てた。

そこは菜の花が一面に咲き乱れ日本海の紺碧色に鮮やかな黄色の光を与えていた。

すでに先客としてファミリーで来られたレンタカーの方がいた。ここでは旅の時間を贅沢に使いたい。

先客がいなくなるのを、のんびり待っているとファミリーのお父さんから記念写真を撮るよう頼まれた。

その方からの意外な質問が今でも忘れられない。

「このお花はなんていうお花ですか?」

菜の花に親しい房総人である自分には驚きであった。




ファミリーにお互いの旅の無事を祈る言葉を交わし、清々しい気分でレンタカーを見送った。

私はEOS5Dを三脚にセットし、今振り返れば未熟極まりない審美眼で風景を切り取った。

撮影を終えると1台の軽トラックがやってきて、中から老夫婦が私のところへやってきた。

笑顔で挨拶を交わすと、強い東北弁で「遠くからよく来たな」みたいな言葉をかけてくださった。

よそ者である自分に優しくしてくれる地元民。その優しさと笑顔が旅心にしみる瞬間だ。

私のR1200GSが千葉ナンバーであるのを見て、こんな話をしてくださった。

数年前、この土地は田んぼだった。自分達の息子に後を継がせる予定だったけど、息子は故郷を離れて千葉の船橋市へ行ってしまったと。

田んぼは自分達だけでは続けられないので、やめることにしたが更地にすると勿体ないので菜の花の種を撒いたのだと。

そして春を迎えるとこんなに綺麗な一面の花が咲き乱れてくれた。田んぼをやめても良かったとも思えたと。

後を継がず故郷を離れた息子さん。それを理解してくれたご両親への感謝の気持ちが、この菜の花を咲かせたのかもしれませんね。

 

終わり





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9年前なので場所がここで良いのか定かではありません。男鹿半島の県道59号線沿いのどこかです。

コンデジをRX100からEX-10へ買い換えました

突然ですが愛用のコンデジを買い換えました!

本当はキャノン G1x mark3 か G7x mark2 が欲しかったのですが、どちらのカメラも予算を大幅にオーバーしたので、また数年後に安くなった中古を狙いたいと思います。

私は今まで、コンデジとえばキャノンパワーショットS110にはじまり、リコーGR APS-C → RX100を使ってきました。リコーGR APS-Cはとてもお気に入りだったのですが、故障のため買い替え。いま使っているSONY RX100は性能は申し分ありませんが、私の大きい手に合わず買い替えを決意しました。

小さいのは気軽にポケットに入れて携行できるので、間違いなく良いことなのですが、小さいカメラというのは操作するボタンやダイアル類も小さく、レイアウトも限られたスペースに所狭しと並んでいるものです。私のデカい指では、どうも操作ミスが頻発しスピードの要求されるスナップシーンで度々ストレスを感じていました。

指がでかすぎて操作しにくいRX100




そこで、まさかの選択肢だったカシオに挑戦してみました!

カシオ エクシリム EX-10という4年くらい前のカシオのハイエンドコンデジです。このカメラ、光学系はオリンパス スタイラス1と共通と思われます。カシオ独特のユニークな機能がありますが、私はこのバリアングルさせた時のスタンドが気に入ってしまいました。

1210万画素の1/1.7型センサーは現在のハイエンドコンデジと比較すると、かなり寂しいものがありますが、私はコンデジの画素数とセンサーフォーマットサイズは気にしません。それより立派な光学系と操作性、クリック感に優れたボタン&ダイアル類が良いです。

大きさは想定外でデカイです。

印象としてはRX100の1.4倍くらいのボリューム感。RX100が小さすぎたとはいえ、少し大きかったかな・・・ 型遅れのカメラを中古で購入するときって、お店で実物を確認できないのが難点ですよね。

このEX-10、兄弟機種であるEX-100というカメラの方が人気で影が薄かったようです。EX-100は望遠域が35mm換算で28-300mm、対して私が買ったEX-10は28-112mmしかありません。コンデジで100mmを超える望遠域なんて、撮っても使えない写真になるのを知っているので、それならF値が優秀なEX-10の方が魅力に感じました。EX-100はF2.8通し、EX-10はF1.8-2.5です。

そして最大の決め手はガタ落ちしている中古相場です。発売当初は7万円前後はしたであろう高級カメラですが、メルカリで2万円くらいで買えちゃいました。状態は新品に近い状態です!

どうしてもカメラの中古相場は人気に左右されます。カシオというだけで、高級コンデジの市場では嫌われてしまい不運な評価になっているようです。光学系はオリンパス共同だと言うのに・・・。




私は中古至上主義なので、こういった買い物をよくやります。カメラの中古市場っていうのは、私の勝手なイメージですが流通している半分くらいは、ほとんど使っていない極上カメラです。多くの人は旅行や記念日以外にカメラを使うことはなく、趣味としてかじった人は上達できずにギブアップ。新型に買い換えれば良い写真が撮れると錯覚し、新型のカメラへと次々と買い換えていく…。

その結果、ヤフオクやメルカリなどのネット上の個人売買では、驚くほど程度の良いカメラが安価で流通しているのです。現行機種や趣味性のあるモデルを除けば、新品で買うよりも、はるかに低予算で良いカメラを入手できるものです。

カメラ雑誌やカメラに関わるウェブサイトなどで、やれフルサイズセンサーだの、やれ○○手ブレ補正だの、やれ○○万画素だの騒いでも、芸術的な写真を生み出すにあたり必ずしも関係している機能とは言えないものです。こういったカメラ産業の経済効果を狙ったとも言える、ある種のプロパガンダに騙されないようにしましょうね。

良いカメラ、レンズや機材を入手するのに、出費は最低限に抑えましょう。決して物欲に飲まれないように!

 





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ツーリング写真<初級>ペアショットを狙え

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、花粉症は大丈夫でしょうか?バイク乗りで花粉症ってキツいですよね。私も軽く花粉症なのですが、バイクに乗り始めると最初の30分くらいは症状がひどく、それ以降は乗っていても全然平気なのですが、なぜ最初だけなのでしょうね。

そもそも花粉症って昔はあまり聞きませんでしたが、こうまで現代病として流行した原因は何なのでしょうね。体の免疫細胞がおかしくなって、有害でもない花粉に過剰反応しているというのは分かるのですが、なぜそうなったのか?不思議です。




さて今回のツーリング写真の解説はバイクの写真を撮る時のアングルのお話。そして2台ある場合のツーショットを作るときのバランスのお話でございます。

リコーGR F5.6 1/250 ISO100

こちらの作例をご覧ください。少し前に撮った写真ですが群馬県と長野県の境にある人気のツーリングスポット 志賀草津道路でのワンシーンです。

友人のR1200GS アドベンチャーと2台でツーショットを撮ってみました。メイン被写体が2つある構図とは、まず比率をどうするかを考えます。黄金比(1:1.618)、白銀比(1:1.1414)、1:1.5あたりを狙いたいところですね。この写真は意識していませんでしたが。

被写体が最も魅力的に見えるアングルを探すのは、ポートレートなどにも通ずる写真の基本とも言えますが、実はオートバイのような被写体ほど理想的なアングルはピンポイントであり、それを探り当てるのは難しいものです。

さらに絶対ではありませんが、この理想的なアングルは大抵は1つしか存在しなく、わずか数ミリのアングルの違いで、心地よかったと感じたバランスはたちまち崩れるものです。




この作例はややハイアングルで狙い、2台のR1200GSの傾き具合で動感を印象付けています。手前のR1200GSは左側面が少し写っている角度に対し、奥のR1200GSは右側面が写っている角度です。このように向かってくるようなアングルは「この場所に到達した」「画面に登場した」と印象付ける有効なやり方です。2台以上あるときしか使えませんが「撮影の引き出し」として覚えておいて下さいね。

この作例の場合、2台のオートバイがどちらも同じR1200GSアドベンチャーであること、さらに色まで同じ白(厳密に言うと友人のはGSの30周年記念カラー、私のはアルピンホワイト×サンドローバー)であるので、例外として二等分のボリュームで撮っても悪くなかったと思います。おさらいですが写真における比率では特別な理由なしには二等分はやめましょうね、という解説を以前にしましたが覚えていますでしょうか?

この時は本当に立ち寄った休憩ポイントで、気軽に撮った1枚なのでツーリングスナップとも呼べる1枚になっています。あまり緻密に組み立てられた写真というより、気軽さが見る人にも伝わり親近感にも似た安心がある写真とも言えると思います。

みなさんもお友達とツーリングした時に、ペアショットに挑戦してみてくださいね。今回はこの辺で!!





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ツーリング写真<中級>応用テクニック!可変三分割

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま。いやぁ~写真ってほんといいですね(水野晴朗さん風に!)。

突然ですけど文明の進化ってすごいですよね。コンピューターやネットの進化はもとより。AIだのドローンだの3Dプリンターだのと、私のようなアナログ人間は間もなくついて行けなくなると思われます。

ところでカメラはこの先、どのように進化していくのでしょうね。レンズなどの光学系はすでに成熟の域と言って良さそうですよね。イメージセンサーのような電気的な部分も10年くらい前は日進月歩でしたが、今は数年前の物でも十分すぎる性能なので、こちらも成熟の域ですよね。私が最近すごいなと思ったのは顔キャッチ機能やスマートフォンでの連携機能ですが、カメラとしての劇的な進化とは言えないと思います。

このままニコンやキヤノンといった昔からのカメラメーカーが、カメラの開発を続けても10年くらいでは劇的な進化をしているとは想像できませんね。しかし!例えばアップルやIBMがカメラ産業に参入してきたらどうでしょう?SiriやワトソンのようなAIがカメラに搭載され、さらにadobeシステムの画像処理能力を搭載しちゃったら。

何も考えず適当にパチっと撮った普通の写真を、AIが勝手に解析して構図やデザインやスペースの比率や、ありもしない光と影をカッコ良く入れて。ロバートキャパモードとか荒木経惟モードとか搭載して、好きなのを選べちゃうとか!もう滅茶苦茶。撮影者とカメラが会話しながら「次はこんな写真撮って」とオーダーするだけ。誰が撮っても最高傑作っぽい写真が撮れちゃう! そんな10年後、十分あり得ますよね。




さて、またまた前置きが長かったですが写真の解説です。今回はツーリング写真<中級>として、誰でも知っている3分割構図の応用ともいえる考え方の構図をご紹介します。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F1.4 1/200 ISO250

こちらの作例をご覧ください。私の大好きな房総半島の素掘り隧道での撮影シーンです。こういった鬱蒼とした森の中に突如として出現する隧道は、周囲も(当然トンネル内も)暗く、露出コントロールの腕の見せ所です。

肉眼でみた実際の景色よりも、ずっと明るく表現できる露出設定で撮ってみました。そのため、このレンズの開放値 F1.4を選択しISOも250としています。ちなみに評価測光に対してプラス1.0EVです。隧道の壁面の雰囲気も大事でしたが、光を透過する緑の様子を大切に仕上げた1枚です。

今回、この作例でご紹介したいことは隧道の左右の壁となっている部分、中央の緑の部分の3つのパートのことです。そう3分割です。一般に写真で言う3分割とは格子状に画面を3等分した線のことですが、ここでは考え方を少し変えて、縦に3分割したのみ(横の3分割の要素はなし)の構図です。こうやって意識してデザインすると、不思議なことにしっくりくるものです。




フレーミングとして注目していただきたいのは、隧道の杭口が上の部分で切れていること。この写真は恐らく誰の目にもトンネルになっていると分かると思います。なので杭口は丸く繋がっていると思うはずですが、実際に丸く繋がっているかどうかは観賞者の持ち分として与えているのです。「そこは想像してね」と。

それと定規でも当てて計れば分かりますが、正確に3等分とはしませんでした。これは見た印象で3等分です。どういう事かと言うと左側の壁面は少し暗く、右の方が明るいので存在感として3等分すると、これくらいの感じだった!ということです。

地面はバイク+ライダーの存在の安定土台として必要なので、これは切り落とせません。ギリギリのラインで存在させています。そして隧道の壁面と地面についてはLightroomにて明瞭度を上げて質感を強調させています。

毎度、同じようなことを書いていますが、あくまで撮影時のデザイン作業です。被写体をよく見て、ファインダーを覗いて「そうだ!左右の壁と緑の部分で縦割りのみの3分割にしてやるか」と思いついて、そのように撮る事です。

難しいことに聞こえるかもしれませんが、場数をふんでいけば間違いなく身に着くノウハウですよ!いつかAIカメラに追いつかれないよう、我々生身の写真家は今から腕に磨きをかけていきましょうね。

今回はこの辺で!





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千葉県市原市 小湊鉄道 月崎駅の近く 月崎林道から柿木台へ。舗装林道なのでオンロードバイクでも可能ですが濡れている箇所は滑るので注意。この他にも永昌寺隧道など素掘り隧道が3連続であるスポットです。狭く整備されていない道なので走行注意です。

ツーリング写真<初級>峠をハイアングルで攻めろ

究極のツーリング写真 touring-photography.com読者の皆さま、素敵な写真を撮ってトキメイていますか?いつもドキドキワクワクを追求して写真で冒険しましょうね。

最近ふと感じたのですが、写真の初心者の方や上達を目指している方へのHOWTOみたいな分野ってものすごい経済効果ありそうですよね。はじめての○○とか、風景写真の撮り方とか、構図や露出の基本とか、解説している書籍だけでも凄い数が本屋さんにありますよね。

ワークショップや講習会的なものもたくさんあります。すごくお高いですけど、けっこう多くの方が参加しているみたいですね。

私はこのブログをはじめて、一般的な解説書や雑誌などがどんな風に説明しているのか興味があったので、何度か目を通したのですが個人的な感想としては「すごく意地悪だな!」と感じました。何も知らない方にいきなり露出の話や三分割構図の話をするのって、絶対に間違いだと思うのです!

写真をはじめるには、まずカメラの操作方法が必要ですがそれは説明書にも書いてありますよね。まずは写真を撮る楽しみを知ることが最初だと思うのです。被写体を見つけたり魅力を言葉で説明できるようになる。それができる「自分」の心や目の育て方。少しづつ変わっていく自分を楽しいと思えること!これが最初に教えてあげるべき事だと思うのですが。

わざと遠回りさせてお金を使わせる目論見なのでしょうか?それとも上手な人や優秀な写真家が増えたら何か困ることでもあるのでしょうかね。いやいや…ネガな話題はこの辺にしておきましょう~。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F7.1 1/125 ISO200

こちらの作例をご覧ください。すこし前ですが秋の福島県 磐梯吾妻スカイラインで撮った1枚です。ここは本当に最高のツーリングルートですね!まだ行かれたことのない方は、シーズンになったら是非行ってみてくださいね。




さて写真の解説ですが、峠とは九十九折れになった道、緑や紅葉といった自然の景観、そして高低差があるものですね。写真のデザインの観点で考えると、まず道は直線とヘアピンカーブで「直線、曲線」が存在します。構図内に視線誘導させる導線として使えますね。

次に色。緑、グレー、遠景はブルー系でしょうか。こういったデザインに使えそうな線や色といった要素は言語化して洗い出してみましょう。それを撮影にどう反映すれば良いのか分からなくても大丈夫です。

峠はこの作例のように高いポイントから峠の様子を見渡せる場所探しを最初にやるのがコツです。良さそうな場所を見つけたら、深呼吸でもして自分の好きなことを探してみましょう。「イイ眺めだぁ~紅葉はまだ少し早いけど、これはこれで綺麗だね」といった具合に。

あなたのアンテナが何かに反応すれば、それに従いましょう。この写真を撮ったとき私は近くにある熊笹などが生い茂った草の部分に反応しました。これを35mmで寄ってパンフォーカスで撮ったら面白いな!と。ちょうど時間帯も良く朝の逆光シーンです。以前も書きましたが逆光はドラマチックな写真を撮るのに最も適した条件です。




逆光は地上物を輝かせる効果があります。前景に入れた草はもちろん、高い位置から下を見下ろす画面なので、その画面内の大半は逆光によって輝きを放つのです。

前景のボケ具合を慎重に調整しF7.1とし、プログラムタイマーをセットして自分のバイクが走る様子も撮るので、シャッターが遅いと困るのでISOを念の為に200に設定。シャッター速度1/125を確保しました。なるべくバイクの位置のバリエーションが欲しかったのでインターバルプログラムは1秒毎に設定して、時速20キロくらいでバイクを走らせました。すべて「○○だから△△した」の法則ですよ。

どうでしたか?初級にしては色々と書いてしまいましたが、峠に行ったら写真のような場所を探してみましょうね。というお話でした。この写真の場所も秋ではなく春に行けば、もっと草が少なくて手前のヘアピンカーブの全容が見えたかもしれませんね。

今回はこの辺で!





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磐梯吾妻スカイライン 湖見峠(うみみとうげ) バス停のような標識が目印です。

ツーリング写真<上級>低い太陽を望遠で集光せよ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。かねてから噂のホンダCRF1000Lのアドベンチャースポーツが海外でのプレスリリースで正式発表されたみたいですね。日本に導入されるのも確実でしょうか。

通常のCRF1000LアフリカツインとCRF1000Lアフリカツインアドベンチャースポーツとの相違点はBMWで言うR1200GSとR1200GS ADNENTUREとほぼ似た感じですね。大容量の燃料タンク、大型スクリーン、パイプ状のガード類、オフロード向けのサスペンションによる高い車高・・・ってここまでは全くと言っていいほど一緒ですね。

私ははじめてのバイクがHONDAだったので興味はあるのですが、まあ当分は買いかえることはないと思います…空冷モデルのR1200GSにベタ惚れですので。

さて今回はツーリング写真<上級>解説として、望遠レンズを使用した低い太陽の集光効果について解説します。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/200 ISO100

こちらの作品をご覧ください。早朝の海岸で朝日がのぼるシーンを撮影した1枚です。撮影場所は砂浜に見えますが、強風で砂が堆積した駐車場です。砂浜はウミガメの卵があったり希少な植物があったりと、何かとシビアなエリアなのでむやみに砂浜にバイクで侵入するのはやめましょうね。

それにオフロードバイクであっても、万一スタックしたら脱出は大変です。砂まみれになったチェーンなどの駆動系も後でメンテナンスすることを考えたら…。




画面の中に太陽は入れませんでしたが、かなり太陽に近い部分を望遠レンズで切り取った画面です。太陽は朝日や夕陽のように低い位置にあるときは、地表付近の塵や水分などに屈折や分散を起こして赤色や黄金色に見えるものです。なので天気だけでなく、季節、気温、地形や遠方にあるものが都市か自然かまたは工業地帯か、などによっても焼け具合が変わってくるものです。

この屈折や分散といった光学的な要素が多ければ、空全体が真っ赤に染まる景色になりますし、少なければ太陽の周辺のみが赤く、その他はグラデーションをおびて青空になります。

ここでは空全体が真っ赤に染まるわけではない、いわゆる普通の朝焼け、夕焼けでのシーンで望遠を使用して太陽の近くの光源だけを切り取ってみると、風景全体が真っ赤に染まったようなシーンが撮れますよ!という撮影の引き出しのご紹介です。

この作品はlightroomやphotoshopなどレタッチでホワイトバランスや色合いは殆ど調整していません。しかし全体がややピンクをおびたような発色で温かみを感じます。言語化すると「太陽のぬくもりを感じ、ほっとした光景に出会った…」といった具合でしょうか。




なぜ望遠で太陽光周辺を集光すると、このようなピンクおびた光を集めるのかは、私もよく分かりません。一応、真っ当なサラリーマン時代は光ファイバーの開発に関係していたので、普通の人よりは光学の知識があるつもりですが、基本的に学がないので良く分かりませんねぇ。

太陽周辺のどの部分を切るかによって、色合いも微妙に変わってきますし、太陽を入れた場合は切り具合でゴースト、フレアの入り方も自分好みに調整できたりもします。太陽を入れる場合の切り方やゴースト、フレアを画面内にデザインするテクニックは別の機会にスーパーテクニックとしてご紹介しますね。お楽しみに!





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ツーリング写真<中級>視線誘導と導線効果を極めよ

究極のツーリング写真 touring-photography.com 読者の皆さま、皆さまは神社へお寺への参拝ってどれくらい行かれますか?私は月に一回はどこかしら神社やお寺に参拝に行っています。

先日、三大金運神社と言われる千葉県館山市の安房神社を参拝してきました。安房神社は物作りの神様、掴んだ運は離さないなど、現在の自分にさらに磨きをかけて金運も上昇させてくれる神社なのだそうです。そしてイヤシロチと呼ばれるパワースポットでもあり、敷地に入った瞬間に言葉で説明できない心地よさを感じ、少し体調が優れなかったのですが清々しくなる不思議な感覚を覚えました。

素晴しい神社なので、房総ツーリングの際はぜひ行かれてくださいね。人気のツーリングルート 房総フラワーラインの入口の近くです。

さて今回のツーリング写真<中級>解説では、そんな安房神社のすぐ近くにある布良漁港で撮影した写真を使って解説します。何度も出てきているデザインの話ですが、今回は「線」の要素として導線効果を解説します。

一応、おさらいをしておきますが写真におけるデザイン要素とは・線 ・色 ・図形 ・規則的なパターン ・立体感 ・質感 などです。一部の解説書ではこれに光と影も入れていますが、個人的には光と影はデザインとは別に考えた方が良いと思っております。

EOS1Dx + EF14mmF2.8L F20 1/20 ISO100




こちらの作例をご覧ください。布良漁港の小さな番屋で撮った1枚です。潮風ですぐに浸食してしまう建物は、頻繁にペンキで補修されるためカラフルですね。この様子が気に入ったので色の要素をうまくデザインして、ここで撮影に挑んだのですが、あいにくの曇天下で「色」の要素を魅力的にできる写真は叶いませんでした。

そこで作戦を「線」にシフトし道路と番屋、番屋と空の境界に存在する線を使って奥行きのある導線の写真に挑戦しました。

画面内に4本の直線が存在し、R1200GSに向かっているのがお分かりいただけるでしょうか。写真の鑑賞者は無意識のうちに写真内で視線を上下左右に走らせて目の情報を脳に伝達します。このとき目の動きをいかに心地よく、楽しく誘導するかが写真デザインにおける導線の役割なのです。

退屈な写真とは写真内で視線が定まらず、すぐに写真への関心がなくなります。視線誘導のための導線を作るなんて言うと、なんだか写真を見る人を巧妙に騙しているような印象かもしれませんが、世に存在する多くの秀作はこういったデザインが巧みに組み込まれているものです。からくりを情報公開していないだけで、実は多くの芸術に当たり前のように使われているんですよ。

導線効果を作るのに重要なポイントがいくつかあります。線の始まりと終わりの部分に細心の注意を払うことです。この写真の場合ですと線の始まりは画面の四隅から斜めに入っていること。導線は角から入るのが最も効果的です。次に線の終わり、視線誘導させる導線が「何に繋がっているか」はとても重要です。この写真はツーリング写真ですので、重要なオートバイへと接続させました。

導線効果は写真に時間軸をもたらしてくれるのも見逃せないポイントです。ライダーの足の部分だけを見切れで入れたこの写真は、導線を渡ってライダーがR1200GSの位置に到達するまでの時間を感じさせます。




一応、導線効果以外の解説も加えておきますが、足の動きに動感を与えるためシャッターを1/20に設定しました。ライダーの姿が無ければ日の丸構図でも導線効果を強調できましたが、この写真はライダーを入れるスペースを考慮しバイクの位置を忠実に3分割構図に当てはめました。

表現したい意図に合わせてシャッターや絞りを調整したり、3分割構図を守ったり、あえて破ったりといった初級段階でのレベルをまだ卒業できていない方は、無理に導線効果を常套手段にしないで下さいね。逆に変な写真になる危険性がありますので。

今回はこの辺で!





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館山市 布良漁港 日中はひっそりとした静かな所で撮影もはかどります。漁師さんや地元の方への配慮を忘れずに。

ここ行かずに死ねるか

EOS1Dx + EF14mmF2.8L  F8 1/500 ISO100   北海道 フレシマ湿原

もし、いま私の前に「死にたい」という人がいたら

フレシマ湿原いかずに死ねるか?

と言いたい。

だって勿体ないではないか!

なにも知らずなにも体験せずに人生を終わらせるのが。勿体ないではないか。

澄海岬いかずに死ねるか!

玉取崎いかずに死ねるか?

大波月海岸いかずに死ねるか!

教えてあげたい。

もっともっとたくさん有るけど、できる限り体験しないと勿体ない。

教えてあげたいです。





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↓↓↓フレシマ湿原↓↓↓

↓↓↓澄海岬↓↓↓

↓↓↓玉取崎↓↓↓

↓↓↓大波月海岸↓↓↓

ぜひ行ってみてくださいね!

ツーリング写真<初級>まずは贅沢に時間帯えらび

前回の投稿で良い写真を撮るには知識や想像力など脳を鍛えるのが大事なんですね~、なんて話題を少ししましたが、では優れた知識を授かるために神様に祈願するのはどうだなんだろう?と疑問に思い調べてみました。

私のよく行く日蓮宗 清澄寺(せいちょうじ)では虚空蔵菩薩のお守りが売っているようなので、こんど買いに行ってみようと思います。虚空蔵菩薩は宇宙のような無限の知恵や記憶をもった菩薩で、あの日蓮大聖人も開宗する前に修行の時に虚空蔵菩薩へ21日間の不眠不休の業を積んで明星の如き智慧の宝珠を授かったとか。

ちなみに○○菩薩とは悟りをひらくため修行中の人、という意味で悟りを開いた人は○○如来だそうですよ。

さて、前置きが長くなりましたが今回はツーリング写真<初級>として、どうも上達できない!とお悩みの方に贅沢な時間帯だけを狙って撮ってみましょう!というお話です。




EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4ART F6.3 1/160 ISO100

こちらの作例をご覧ください。夕方に日が沈んだ直後の港で撮影した1枚です。夕景とは写真のややこしい理論などは抜きにして、無条件に美しいものです。

当ブログ 究極のツーリング写真では今まで初級対象の方向けに色々な解説をしてきましたが、身に付けた知識を実践へ結びつけるのに苦労されているかと思います。勉強した知識は必ずしも明日に使えるものとは限りません。また写真とは知識や技術の前に目を養うことや、感動しやすい心を作るのが先決だったりと、写真の勉強とは直接関係ない部分もあります。

いつまでも思うように撮れず壁に当たっていると、やがて良い作品を撮りたいという情熱の温度が下がってしまいます。




この作例は前景にバイクを置いて遠景のクレーンなどをシルエットにしたシンプルな構図です。決して比率とかデザインとか難しそうな要素は見えないと思います。

強いて言えば「○○だから△△した」の法則はあります。とても穏やかで凪と呼べる海面が夕空を美しく反射していたので、それを画面内で割合を多くしたかったのでハイアングルで撮りました。「凪の海面が美しかったのでハイアングルにした」です。必ず現場で言語化しましょうね!

技術的なポイントは1つだけです。露出は評価測光に対して例えばマイナス2/3とかマイナス1といった具合に暗い方に補正しましょう。簡単でしょう?もし暗くてブレてしまうようでしたら、絞りを開くかISO感度を少し上げるか、被写体に動きの要素がなければ三脚を使用して遅いシャッターで撮っても良いと思います。

写真を撮るにあたって最高の時間帯と呼べる夕刻を狙って出かけてみましょう。ポイントは夕陽だけでなく日没直後も美しいのでソレを狙ってやりましょう!いつもの撮影スポットでも昼間に撮る写真とは全然違った写真が撮れるはずです!

 





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ツーリング写真<上級>必ず役立つ!キャンバススペース

究極のツーリング写真 touring-photogtaphy.com 読者の皆さま、いつも見ていただき有り難うございます。当ブログは特別面白いブログという訳ではないし、なんかこう楽しさとか気軽さみたいのが欠けているのは、書いている私自身も自覚はしております…。ただ調べてみたのですが当ブログに似ている他のブログというのは無いようです。

なるべく面白い内容になるよう、努力はしていきますが芸術写真に係わる内容重視で作っていきますので、この特殊な唯一無二の「究極のツーリング写真」をこれからもよろしくお願いします!

さて今回はツーリング写真<上級>解説として画面内に意図的にスペースをつくり、そのスペースを絵画のキャンバスのように使うテクニックをご紹介します。




リコーGR F5 1/60 ISO100 露出補正+2.0

こちらの作品をご覧ください。小湊鉄道の古い無人駅にコスモスのお花が咲いていました。お天気はどんより曇り空です。曇っている日に空を写すと評価測光では白色を明るいと誤認するため暗い写真が写ります。ここをきちんとプラス補正して通常ならプラス0.7か1.0あたりを狙いたいですね。

しかしこの写真を撮った時はリコーGRの評価測光に対してプラス2.0補正とし、空の部分は真っ白なスペースとしました。この真っ白で何もない空のスペースを背景に、コスモスをローアングルから狙って構図を作りました。絵画で例えるとキャンバスになる部分を写真の中に作ったのです。重要なのはキャンバスとして作ったスペースと被写体(コスモス)の割合、配置ですが撮影の時点でしっかり「キャンバスにコスモスの絵を描く」というイメージを作ることです。




こういった感じの写真はなかなか偶然では撮れないので、あらかじめ知識として頭の中に在庫させて、使えるシーンに出会ったら「よしここは露出でトバしてスペースを作ろう」といった具合に引き出しを使う法則でやると良いと思います。

最近、今よりももっと良い作品を撮るにはどうしたら良いのか?いろいろと考えているのですが、勉強するほど良い写真を撮るには頭脳が関係していることが判明しました。特に想像力、感情、ひらめきなどを生み出す脳についてはトレーニングが必要だそうです。トレーニングするほど優れた能力を発揮し考える脳になっていくそうですよ。

本当はハートで撮りたいのですが、実際のところは脳みたいですね。もちろん初心者の方は足が動かないので脳以外にも重要なことはたくさんありますが。あとは「意欲」ですかね。何をやるにも意欲は大切です。

今回はこの辺で!





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千葉県市原市  小湊鉄道 月崎駅 映画やテレビCMなどにも使われる鉄道ファンに人気の無人駅です。春になると菜の花も咲いて大勢のカメラマンがやってきます。