考えるな感じろ、いや感じるな考えろ<初級>ツーリング写真

みなさん、ブルースリーの名セリフ「考えるな、感じろ」はもちろんご存じですよね?あれって「考えるな」の部分は日々の鍛錬により自然と動くため、意識を向ける必要もない、という意味で解釈していますが、実際はどうでしょうね。

写真も少し似た部分があって、やれ構図だの黄金比だのと理屈っぽい話がたくさん出てきますが、そういった理論の部分と感動やストーリーをこめるといった感覚の部分の両者が存在します。

いつも理論と感覚のせめぎ合いなのです。

いつか写真道を極めることができたらブルースリーの台詞のように考えずに感覚だけで撮ってみたいですね。

さて今回は初級ツーリング写真の解説として、撮影地でバイクを停めいざ撮り始めようというとき、最初に直面する「何をどう撮るか?」の解明についてです。

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F7.1 1/1000 ISO100




「おっ!ここイイ感じだ。ここで撮ろうぜ」

「あらっ 素敵なところ、ここで撮っちゃおうかしら」

上手い、そうでない係わらず、ここまでの段階では殆どの方が、かなり良いセンスで撮影地を選んでいると思います。そこで足を止めた感性。写真が好きな証拠であり、それだけで天才だと思います。

難しいのは「イイ」「素敵」と自分で感じたはずなのに、いざ撮影を開始しようと思うと、それが何なのか?景色をパッと見た感じでは良く分からないことです。

この写真を撮ったとき、私は牛舎に素朴な田舎風景を感じて停まりました。しかしカメラを手にして相当に悩んだ撮影シーンでした。

 

この写真は撮影地をスマホで普通に撮った1枚です。言ってみれば料理前の状態、写真として何も組み立てていない風景です。これだけ見ると様々な要素があって、何となく良い所なのは確かですが景色の魅力は簡単に解明できませんよね。

牛舎を望遠でひっぱろうと思い、離れた場所まで来たは良いですが、試し撮りしても牛舎自体はイマイチでした。よく見るとバイクを停めた道と牛舎の間にある木が良い感じであるのに気が付きました。

しかし、どうも釈然としない写真しか撮れません。これだけ経験を重ねても、この段階では初心者と何も変わらないことをしています。早く風景の魅力を解明せねば。




そこで白いビニールに巻かれた牧草ロールに注目し、これを前景として構図してみました。白いビニールに巻かれた牧草ロールは真っ白で光沢を放ち、存在感もユニークさも悪くないと感じたのです。したがって重要な要素であるため絞りこんでF11で撮ってみました。

しかし、プレビューしても最初よりは良い写真になりましたが、なにかスッキリしない。ビニールの質感が少々の不快感を与えているのです。

そこで絞りをF7.1まで開いてボケを出し、存在感を調整したのです。これで最終的に良しとしました。解明された瞬間はスッキリし、思わず手で膝をたたいてしまいます。

このように、あっココがいいな!と思ってバイクを停めた場所とは「パッと見ではよく分からない」というのがポイントで、それをよく理解した上で考え、試し少しつづ解明していくと、次に何をすれば良いのかが見えてきます。

当初はこれが主題だ!と思った被写体であっても、実はそれを脇役にするのが良かった。なんてパターンはけっこうあるんですよ!

最近、少しずつですが日が長くなってきましたね。冬の夕陽撮影もいいですよ。まだまだ寒いですが防寒対策(撮影用含む)をして是非出かけてくださいね。





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