世界初。ツーリング写真での色温度解説<中級>ツーリング写真

Pocket

やっちゃいました。ついにタイトルに「世界初」という単語を使っちゃいました。

もうブログを作る前から使いたくて使いたくて仕方なかった単語なんです。「世界初」。ツーリング写真を用いた写真解説ブログなんて、今現在はこの世に当ブログしか存在しません(たぶん)。だから何を説明するにせよ、ツーリング写真における○○を解説するなら「世界初」なんです。きっと。

さてタイトルはスペースの関係で色温度と書きましたが、一般的にはホワイトバランスと言われる光源に依存するカラー写真の色についての解説です。

<初級>ツーリング写真の内容かな…と悩みましたが、上手な方の作品でもホワイトバランスを巧みに調整したな、と思える写真はあまり見かけないので<中級>としてみました。

いつも通り、難しい話は退屈なので割愛します。勉強されたい方は検索すると分かりやすい情報がたくさん出てきますので、そちらをご参照くださいませ。

人間の眼球はかなり優秀なオートホワイトバランスの機能が備わっているようです。私たちが目でみて感じている景色より、ずっと曇天や日陰は青いですし、蛍光灯や月明かりは緑っぽいです。

当ブログではあくまで記憶のツーリングシーンを再現、といった抽象的な芸術分野(でありたい)ですので、現実に忠実な色温度を再現という話はいたしません。

カメラ(または画像ソフト)においてホワイトバランスを撮影者の意図でコントロールすることにより、作品に与える印象のお話です。

ホワイトバランスはK(ケルビン)という単位を用いています。日中の太陽光は5500Kくらい。数値が小さいほど炎などの赤みある光、大きいほど曇天下などの青みのある光となります。

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5 1/50 ISO800

まずはホワイトバランスを青にふった作例からご説明します。この作品は福島県の桧原湖にあるキャンプ場で撮影したワンシーンです。早朝4時、曇り空のもと肉眼ではほぼ夜のような時間帯。わずかな光源は厚い雲の上です。人間の目ではこんな風には見えませんが本来の光源の色としてホワイトバランスを調整しました。

なぜこうしたか?静かさや寒さを表現するのに青みは効果的だからです。このロケーションにぴったりのホワイトバランスはこんな感じだな、と私は判断したのです。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F6.3 1/500 ISO100

続いて赤にふった暖色系の作例です。立ち寄った漁港で並んだ浮きが気に入ったので撮影しました。実はこの撮影シーンは日は傾きはじめていましたが、まだ夕方とは言えない時間帯でした。ホワイトバランスを僅かに赤にふることで、1日の終わりを感じさせる夕刻のシーンに仕上げたのです。

ここで既に鋭い方はお気づきかと思いますが、肉眼よりも実際の色温度に戻してあげるパターンと、実際の色温度よりも欲しいイメージに近づけるパターン(演出です)との両者があります。これ、難しく考える必要は全くなくて、要するに自分が「いい感じだな!」と思ったところが勘所です。そのシーンにどんなホワイトバランスが一番相応しいのか?それは本当に撮影現場にいるあなたなら簡単に答えが出るはずです。




ホワイトバランスの調整は撮影時にカメラの設定で行う場合と、帰宅してから画像ソフトで調整する場合の2つがあります。これはカメラが画像をカードに記録するときの、記録形式の話とからんできます。画像はJPEGという既に圧縮されたデータのものと、CCDやCMOSといった撮像素子の1つ1つのデータ(RGB)を生のまま記録するRAWの2つがあります。

JPEG記録方式で撮影される方は撮影時にしっかりホワイトバランスを調整して撮影を行いましょう。RAW記録方式で撮影される方は撮影時はオートのまま、気にしないで大丈夫です。カメラ付属の現像ソフトまたはLightroomのような編集ソフトで仕上る際に調整を行います。

JPEGを編集ソフトを使ってホワイトバランス調整はできないの?それは、一昔前はできませんと言い切っていましたが、どういう仕組か分かりませんが最近のソフトでは可能なようです。ただしRAWで調整した時と違い、少なからず画像の品質にダメージがあるかと思いますのでお勧めはできません。

ツーリング写真におけるホワイトバランスとは、あなたが体験したツーリングシーンに最もイメージの近い色の選択です。それは必ずしも現実風景に忠実である必要はありません。仮にホワイトバランスの調整は演出ではないか!と物言いが入ったとしても、そもそも人間の眼球が実際の色に対して補正しちゃってるのですから、これを議論しても無駄な労力に終わります。

それに人間の眼球が補正してくれる能力も、実はかなり個人差があるそうですね。

それとカタログなどの商品を撮影するカメラマンの世界では、正確にホワイトバランスをとるため、専用の白紙や18%グレースケールを用いてマニュアルの白取りを行いますが、そういった商用写真の世界で行われているホワイトバランスと混同しないよう注意してください。




初心者の方は色温度の設定が難しく感じるかもしれません。手っ取り早いのはカメラ内にシーン別にプリセットされたホワイトバランスを操作することです。夕陽を実際よりも赤く表現したければ曇りモード、もっと赤くしたければ日陰モードを選ぶと良いでしょう。寒さや寂しさを表現するのに青みおびた写真にしたければ蛍光灯モード、さらに青くしたい場合は電球モードです。

どうでしたか?今回は写真の色味を決めるホワイトバランスのお話でした。また長くなってしまいましたが理解していただけたでしょうか?

露出のときも同じ話をしましたが、適正な値はあくまであなたの心の中です。

それでは寒いですが良い一週間を!





にほんブログ村 バイクブログ バイク写真へ
にほんブログ村

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村


バイク旅ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です