また挑戦的なタイトルをつけてしまいました…でもコレを期待されている方もちょっとは居るのではないかと…いないか。

写真とは鑑賞者への何らかの訴えです。意図を明確にするのも、ストーリーをこめるのも、珍しい風景を記録するのも、デザインすることも、稀な気象現象を芸術的に料理するのも、全て作品を見ていただける鑑賞者の存在ありきです。
以前に1枚の写真をミステリー小説になんて投稿をしました。あれはかなり変化球ですが、今回の作例もそれに少し似ています。
この写真、左にバイクのフロントが1/3ほど、右はヘルメット&グローブです。そして中央は・・・そこはライダーが腰かけてなきゃならんスペースでしょう!と誰もが連想すると思います。
「なぜいない?」
ここが鑑賞者への心理的な揺さぶり部分なんです。・・・なんて言うと聞こえが悪いですが、鑑賞者は写真を見た時に画面内で視線を上下左右に走らせて、様々な脳の働きをします。そして脳が「この写真では何もやることないや」と判断した瞬間、もうつまらなくてその写真を見もしないのです。
この作例は確信犯的な心理誘導以外は、特に光が良いとか巧みにデザインを取り入れたとか有りませんので、ただ想像を掻き立てる写真ってだけですが。絶景や稀な気象現象などの撮影現場で、こういった引き出しを複合的に取り入れると面白いかもしれませんね。
そういった写真が無いか探してみたのですが、残念ながら私のストレージ内には在庫がありませんでしたが。こうやって今書いたことによって、いつかチャンスがきたら思い出してやってみますよ!
面白いので皆さんもぜひ撮ってみてくださいね。
遠くに青いサンゴ礁の海
白いテーブルの上にトロピカルドリンク
そして空席のイス、、、
いろいろと人物や情景を思い浮かべ、想像をする
一人で旅にきた女性だろうか?
白いワンピースに白い帽子?
いや、、水着かも? (という写真を勝手に思い浮かべてみました♪)
こちらから説明するばかりでなく、見る方の想像を否が応でもかきたてる写真
、、撮ってみたいものです
いやぁ~ やっぱりさすがでゴザイマス!!
コマーシャルカットのような写真では良く見かける手法で、そういった意味では親近感あるやり方かもしれませんね。
海と言えばやはり水着や浮き輪ですよねぇ(^^)鑑賞者へ訴える想像の領域。
ある写真家はこのことを「鑑賞者の取り分」と呼ぶらしいですね。
鑑賞者の取り分は撮影の時点で確信犯で行うのですが、ツーリング先でそうゆう写真を撮ろうという思い
これは珍しいかもしれませんね。
いろんな引き出しを頭の中に用意して、遊び感覚で試すのが大好きなんです(^^)