夕陽を撮るのではなく夕陽を使え!<上級>ツーリング写真

大みそかですね!皆さんは2017年はどんな1年でしたか?

私は8月に5年ぶり、通産10回目の北海道ツーリングに行けたこと、そして11月にこのブログを立ち上げて「ツーリング写真を芸術界へ」と世界中へ意思表明したことの2つが重要な出来事でした。

8月の北海道はあいにくの悪天候で、旅程の大半は雨でした。それでも旅の内容は素晴しく生涯忘れる事のない良き旅になりました。正直、もう若者ではないし何かに感動したり無邪気に旅をしたりする感覚は自分にはもう無いだろう・・・と思っていましたが、そんな事はありませんでした。

北海道に行くと、なぜあれ程に純粋無垢にバイクに乗る事、旅をすることに向き合えるのか??謎は永遠に解かれることはありません。

さて2017年の最後の投稿は<上級>ツーリング写真の解説で締めくくりたいと思います。毎度のことですが挑戦的なタイトルをつけてみました。そのうち偉い写真家の人に怒られるだろうな・・・とドキドキはしていますが幸い未だそのような横槍は入ってきておりません。

「夕陽を撮るのではなく夕陽を使え!!」

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG C F6.3 1/160 ISO100

一応、お断りしておきますが勿論、夕陽の写真も撮りましょう!この写真の時だって私はしっかり夕陽の写真も撮っています。ここで言いたいのは夕陽は最高に使える光源であり、被写体に当てることで作例のような写真が撮れちゃいますよ!という事なんです。



夕陽という光源を被写体に当てるとはどういうことか?例えばバイクであれば赤みを帯びた光が車体全体を美しく染め、被写体だけで時間を表現するような写真になります。

この写真の場合、逆光で使用しているのでレンズフレア、ゴーストが入っているポイントも見逃せません。レンズフレア、ゴーストについては賛否ありますが個人的には写真らしい表現として歓迎すべき要素と考えます。

難しいのは鑑賞者から見て不快に感じるか?写真らしいと感じるか?これはレンズやカメラによって色々な出方があるので一概には言えません。

上級者でしたら光の入射角などを緻密に微調整して、どの位置にどのようなフレアが入るか、画面内で巧みにデザインしてみると良いでしょう。この写真のフレアの入り方はキャノン独特かもしれません。ニコンでしたらこんな感じにはならないそうですね。

レンズフレアは大好きだ!という方は最近ちょっと流行しているオールドレンズを使ってみるのもお勧めですよ。オールドレンズの話題はまた別の機会にしたいと思います。

しかしバイクツーリングと写真という両者の趣味は、本当に相性が抜群だよな、とつくづく感じます。他の乗り物や移動手段では感じることの出来ない旅人の感覚、その想いをそのまま写真を撮るときに込める。高い機動力によって容易に到達できない彼の地や、はるかなスポットへワープできる。写真家の為の乗り物ではないのか?と感じてしまう程です。

それでは皆さん、2017年は当ブログを見に来ていただき本当にありがとうございました。2018年も精進していきますので引き続きよろしくお願い致します。良いお年をお迎えくださいませ!





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