静かなる風景のシャッターチャンス<中級>ツーリング写真

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みなさん、ツーリング写真を楽しまれていますか?当ブログの推奨している毎日スナップを実践して、本当に上達したよ!という方はおられますでしょうか。

先日、ツーリングの帰りに寄った行きつけのラーメン屋さんで、こんなことがありました。窓際席に座った1人で来ている中年の男性。作業服に黒ぶちの眼鏡で仕事中でしょうか。窓からは午後の光が強くふりそそぎ、私の席からはその男性の方を見ると少し眩しいくらいでした。男性が注文したラーメンがテーブルに置かれると、丼から立ちこめる湯気に光が当たり、美しく輝き始めました。

眼鏡を曇らせながら「ふうふう」と麺をすする、その様子を写真にしたい!と感じましたが残念ながら手元にカメラは無く、駐車場のバイクのトップケースにEOSは置きっぱなし。あえなくシャッターシャンスを逃してしまいました。

しかし仮にカメラが手元にあったとしても、人物のスナップに慣れた写真家でない限り、なかなか見ず知らずの人にいきなりカメラを向けて撮るというのは出来ないものです。事前にモデルになってもらうよう交渉するのが正しい段取りかもしれませんが、それでは自然な表情のスナップにはなりませんからね。

それにEOS1の鋭いシャッター音が店内に響くことを想像すると、ちょっと一眼レフでは難しいです。そう考えると、やはり静音シャッターで起動時間の早いリコーGRは最強のスナップカメラだったなと感じます。ただ焦点距離28mmのGRで被写体に寄るとなると、このシーンではかなり度胸がいりますね。



さて今回はシャッターチャンスのお話です。「シャッターチャンス」と聞くと、みなさんスナップとかスポーツシーンを想像しませんか?実は風景写真にもシャッターチャンスは存在しています。

 

EOS1Dx + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5 1/320 ISO160

こちらの作品をご覧ください。

初冬の養老渓谷の林道。終わりかけの紅葉が美しいシーン。ときより吹く風に木々から葉が舞ってきます。私はこのとき、道の日陰部分が塗れていて青みをおびた光を放っているのに注目し道がメインになるよう構図を練っていました。

少しの時間をかけて、この場所でいろいろやっていると数分に一度くらい風が吹いて葉がパラパラと、そして15分に一度くらいに強い風が吹き周囲が「ざわぁ~」と音を立てて沢山の葉が舞うことに気が付きました。

そこで青みをおびた路面の暗い部分を背景に、光の当たった部分の葉の舞いを撮ってみようと撮影に挑みました。ラッキーなことにカメラ側は上り坂になっていて、ハイアングルで狙い背景を濡れた路面にできたのです。

この写真をスマホなどの小さい画面で見ると分かりませんが、PCの大きな画面や4つ切りくらいのプリントで見れば楓の葉の形状まで確認できると思います。葉の舞うスピードを見て1/320くらいのシャッターは欲しいと思ったので、絞りはこのレンズの開放値、保険でISO感度を160に設定しました。

ツーリング写真というと、ほとんどが風景写真になると思います。風景写真にはシャッターチャンスなんて日の入りの瞬間とか虹とかしか無いように思えますが、実はこんな瞬間を捉えるのも面白いですよ。

まずはそういった撮影現場での「コト」に気が付くのが第一歩です。その為にも日常的に写真家としての目を鍛えるのがお勧めなんです。ラーメン屋さんで注文したラーメンが出来上がってくるのを待っているときとか!

 



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