最高の自然光をデュフュージョンせよ<上級>ツーリング写真

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今回は12月5日に撮影したばかりの作例を使って<上級>ツーリング写真の解説をします。

南房総は関東圏としては温暖で低山地帯ですから紅葉は遅く、例えば養老渓谷や亀山湖でしたらピークは12月の初旬。しかし今年は11月が冷え込んだので12月5日では、ほぼ終わっている感じでしたね。

タイトルにデュフュージョンと書きましたが、光を拡散させるものをデュフューザーといい、スタジオ照明ではよく出てくるものです。ソフトボックスもそれに似ています。

私たちツーリング写真を撮る人にとって、スタジオライティングはあまり縁がありませんが自然光を使ったライティング的な考え方は上級者なら押さえておきたいポイントですよね。

今回は千葉県市原市の月崎林道(林道月崎大久保線)の美しい森のデュフュージョン効果のもと、さらに雲に隠れたり出たりする太陽光の変化を使った作品でご紹介します。

なお作例は全て固定構図でF7.1 1/30です。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4 ART F7.1 1/30 IS100

↑太陽が雲に隠れている状態。全体にまんべんなく光がまわっていますが、メリハリはありません。厚い雲に覆われている間は青みかかった光源であるのも特徴です。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4 ART F7.1 1/30 IS100

↑太陽が薄雲から出てきた瞬間あたりで撮った1枚。薄雲がほどよいデュフューザー効果となって景色が美しく輝きはじめました。被写体の陰影もほどよい感じです。

EOS1Dx + SIGMA35mmF1.4 ART F7.1 1/30 IS100

↑太陽が完全に雲から姿を現したとき。2枚目の写真と明確に違いが分かるのは前景にした地面の落ち葉の輝き具合です。これも悪くはありませんが、すこしギラついた印象です。



この3枚のカットはわずか数分間の間に撮ったものです。上空の雲が風に流され、太陽が出たり隠れたりを繰り返していました。こういった天気の日に限ったやり方ですが、様々なバリエーションの光源を使える絶好のシチュエーションといえます。

私がここでおススメしたいのは2枚目の薄い雲から太陽が出てくる瞬間(もちろん隠れる瞬間でもOKですが)の適度なデュフューザー効果を使用した瞬間です。ギラつきも少なく、フラットでもないタイミング。好みの問題、または被写体にもよりますが、私はこれが大好きです。

我々オートバイ写真家は自然光の特徴を最大限に使って撮影に挑みたいものです。しかし人工的なスタジオライティングと違い、自然光は自分の意思でコントロールはできません。チャンスを待つ、時間帯や天気による光の変化を読み解く。そういった知識や経験、または今現在の光の状態をベストに使う撮影の引き出し、これらを持ち合わせていれば自然光をある意味コントロールしている、とも言えますよね。

だいぶ冷え込んできましたが、南房総はウィンターツーリングのメッカです。早朝の山道は凍結の危険もありますが、海岸線でしたら朝でも凍結は少ないですよ。この冬、ぜひ南房総にツーリングに来られてはいかがでしょうか?

 

↓↓↓撮影地↓↓↓

 



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