心理的に想像を誘う作品<中級>ツーリング写真

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みなさん素敵なツーリング写真、撮られていますか?

ツーリング写真に限らず、お仕事の日でも通勤中などに撮る「毎日スナップ」も上達しますのでぜひ実践してみてくださいね。

今回は中級として「鑑賞者への心理的誘導」のお話をしたいと思います。

  EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG F25 1/50 ISO100

 

こちらの作品をご覧ください。海岸での撮影シーンで岩場まで迫る波しぶきが印象的だったので、ここで撮影に挑みました。焦点距離は484mmでかなりの望遠を使用して圧縮効果を使っています。ポイントは近景となるバイクのディティールが誰が見てもバイクと分かるようにF25まで絞り込んだこと。同時にシャッターが遅くなったことによって波に動きを加えた点です。

心理的誘導なんて言うと悪いことみたいですが、画面には写っていない世界への想像を誘うといった方が適切でしょうか。モデルの頭が画面から切れて、なおかつ画面外へ向かって歩いていくシーンを作りました。

写真の鑑賞者とは人物がいれば顔を見ようとするし、文字が書いてあれば読もうとします。また画面外へ向かっていたり、逆に入ってきたような動きが確認できれば画面外の世界はどうなっているのか?自然と想像が働きます。

このように鑑賞者には見えない部分を意図的に作って、画面内にそれと関連させる要素を入れてあげると、作品内にストーリーを埋め込むことが可能です。

この作品の場合、ここに到達してバイクから降り海岸の絶景地を見に行くところ。そこはどのような絶景が待っているのか?ということを予感させます。

モデルがヘルメットを持っているのは、カットされたバイクの様子だけでバイクと分かりにくかった場合を想定して、ヘルメットを登場させています。

心理的誘導はデザインの要素も大きく関係していて、今後も何度かにわたって解説していきますのでお楽しみに!

 
 

 



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4 thoughts on “心理的に想像を誘う作品<中級>ツーリング写真”

  1. こんばんは。
    写っているRIDERの、
    今、聞こえている荒々しい波の音や、
    強く吹く風を耳に冷たく感じるような。
    この海岸でオ-トバイを降りた理由。そしてひと呼吸する理由。
    この風景の中に居るRIDERが、この海で想うことを想像しました。
    フレ-ムに入り切らない、枠の外を感じる写真。
    目の前に広がる風景の中で、広い空間の中で、
    なぜ、そこだけ切り取ったのか・・・
    一枚の写真から、その時 撮影者の込めた気持ちが、
    そこに立って自分も同じファインダ-を通して見るような、
    そんなワンシ-ンが伝わってきました。
    私の使うレンズは24mmと135mmの、
    単焦点2本だけですが、その中でtouring-photosさんのように、
    表現の幅が広げて行けたらな・・・
    そんな風に思っています。

    1. selenさん、おはようございます(^^)
      いつも暖かいコメントに感謝です!
      ライダーが旅の世界で感じている感覚や心の中。
      そういった旅人の世界と写真の関係について今、学んでいるところなんです。
      selenさんのように写真を通して撮影者を感じてもらえる感覚、すごく素敵だと思います。
      そういった方に自分の写真を見ていただけるのかと思うと、それだけで写真を趣味にして本当に良かったと実感します。
      24mmと135mmの単焦点をお使いとは、さすが分かってらっしゃいますね!シーン用と被写体用でしょうか。
      この2本でほとんどの旅の作品は表現できる気もします。
      私なんかは作画の力がまだ甘いので、どうしても超広角と超望遠に頼ってしまう部分があるのですが(^^;
      それも個性として、レンズが荷物だと感じない間は楽しんでいきたいと思います。
      また是非、当ブログに遊びにいらしてください!

  2. なるほど! 
    確かに顔が無いと余計に想像させられますね。
    見切れの重要なポイントでしょうか。
    バイクと波しぶき、望遠の迫力を感じますね。
    ヘルメットの重要性がよく分かりました。

    1. コメントありがとうございます(^^)
      ヘルメットやグローブといった小物類はバイクを入れることのできない場所でも、それを持って写真にするだけでツーリング写真として成立します。
      それくらい一般から見てヘルメット=オートバイと連想しやすいのだと思います。
      見切れは想像をかき立てられますが、もちろん顔を出した作品でも表情で感情を入れることが出来るので、見切れが絶対に良いという意味ではありませんよ(^^;

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