演出という大分類の中のフォトレタッチ

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今回は写真編集ソフト Lightroomというカテゴリーの一回目の投稿です。

Lightroomはいま普及している写真編集ソフトとして最も知られているのではないでしょうか。当ブログではLightroomの細かな使用方法などについてイロハで解説はいたしません。というのもLightroomの使用法を最初から解説すると、それだけで1つのブログが成立するほどのボリュームになってしまいそうだからです。

当ブログでは究極のツーリング写真のコンセプトに基づいて、あくまで作品の補助的な要素として簡単な内容を解説していきます。(主に中級者以上が対象となります)

その前にタイトルに書きました「演出という大分類の中のフォトレタッチ」について少しだけお話を。写真界には写真家、写真を鑑賞する人、その他写真に関わる何らかの人。これらの方々は写真に加える演出に対して様々な考えを持っています。

演出とは目の前の光景をありのままに撮るのではなく、作者の意図によって何らかの方法で手を加える行為とでも言いましょうか。聞こえは悪いですが例えばレンズにフィルターを装着する、目障りなゴミや雑草を取り除いた、モデルに笑ってもらうよう頼んだ・・・などが演出です。前回の投稿で書いたような自撮りも演出になります。

フォトレタッチも色合いや明るさ、明瞭度やシャープさなどを調整、またはそれらを特定の部分のみ選択して調整など、考え方によっては写真に演出を加えていると言えます。

RICHO GR APS-C F7.1  1/50 ISO100 adobe Lightroom5.7.1

 

この作例をご覧ください。よく晴れた日の舗装林道でのシーンです。これはカメラが最も苦手とするシチュエーション。明るい場所と暗い場所が混在しているシーンとなります。明るい場所に露出を合わせれば暗い部分は真っ黒に潰れ、暗い部分に露出を合わせれば明るい部分は真っ白に色が飛んでしまうのです。

この写真は明るいところに露出を合わせて撮影し、後でLightroomで暗い部分のみを明るくなるよう調整しました。シャドウ上げなどと呼ばれている手法です。私はこのとき、これくらいが一般に違和感を与えない限界かな・・・と思いこのように仕上げましたが、1年ほど経過した今に見てみると少々やり過ぎにも見えます。

さじ加減は感覚次第でどうにでも調整できます。控えめからやり過ぎまで・・・とてもシビアな調整が要求されます。この写真のようなシャドウ側を明るくする調整の場合、これ以上やると発表した際に「まるで絵みたいですね」というコメントがつくと思います。ただし不思議なことにinstagramなどの特定のSNSに投稿するという意味では少々「やり過ぎ」くらいが丁度良い場合もあります。

フォトレタッチはその内容の全てが演出ということではありません。しかし演出(レタッチ)は一切許されず完全ナチュラルであるべき!という完全ナチュラル派の人から否定的なコメントを受ける場合もあるので、その時のために自分の中でレタッチに対する考え方を確固たるものに持っておきましょう。

意外なことに写真を趣味にしていない方でも、画像加工やレタッチについて知識のある人は多く、現実の光景と結びつきにくい写真(例えば実際に見たこともないような夕焼けだが、間違いなく実際にそうだった景色の写真)などが、過度なレタッチや加工と誤解を招き、否定的な反応を受ける場合があります。

誰かにフォトレタッチのことで何か言われたとき、レタッチはいけない事だと誤解してしまう方もおられるかと思い、今回はこんな話題にしてみました。レタッチはほんとに使い方次第です。作品に「最後の仕上げをする工程」であり決して悪いことではありません。

 

つづく

 



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