どうやって傑作を生み出すのか

 

「富嶽百景房州二輪旅」

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG contemporary F8 1/640 ISO100 Lightroom

寒い真冬。

多くのライダーは冬眠しますが温暖な房総半島に住む私は真冬でも好んでバイクに乗って小さな旅を楽しみます。

海岸線も夏の賑やかさを思えば快走できるし、何より雑音がなく静かで自分の旅の世界にひたれるのです。

この写真は保田から撮影した東京湾に浮かぶ美しい霊峰富士。保田からの美しい富士は浮世絵の歌川広重も富士三十六景「房州保田ノ海岸」を書いているほど絶景なのですよ。ただし冬以外の季節では滅多に千葉から富士山が見えることはありませんので、寒さに勝てない方は出会えない景色です。

傑作を生み出すには知識やテクニックだけでなく、行動力と「傑作を生み出したいという情熱」が求められます。



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何が人の心をゆさぶるのか

「東京湾マジックアワー」

EOS5D Mark2 + EF100-400mmF4.5-5.6L IS F5.6 1/125 ISO100 Lightroom

日没直後の東京湾。

水平線付近の雲は溶解するほど熱せられた鉄の塊のように赤く、その周囲は紫から黄金へと変わる大胆不敵な色を放っていた。

EOSのファインダーを覗きながら、その圧倒的な力を放った夕景に心ゆさぶられた。

燃えるような赤は人を情熱的にさせる。本当に自分の心に何かが点火されたようで、シャッター音とともにその何かがスパークした。

千葉県安房郡鋸南町 大六海岸



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何が青空を愛しくさせるか

「青空をあびる」

EOS1Dx + EF14mmF2.8L  F8  1/320 ISO100 14mm Lightroom

長い旅程の中、大半が雨か曇りだった。大嵐に遭わなかっただけ感謝だけど、それでも青空が強烈に恋しかった。

旅の中盤に天気予報とは裏腹に晴れ間をのぞかせたエリアがあった。根室市のフレシマ湿原だ。まだあまり知られていない。当然、観光客はおろか訪れる人などだれも居ない、風の音と揺れる草の音、虫や鳥の羽ばたく音以外は何も聞こえず。ときおり風が海岸の波音を運んでくるのみだった。

海風とそよ風が交じり合い、心地よい空気が全身に染み渡り、湿りきった心を癒してくれた。なぜ人は天気が悪いだけで心が暗くなるのだろう。濡れるからとか、寒いからでは説明がつかない気がする。

このとき考えたけど、理由は分からず。ただここに居ることだけが気持ちよかった。

一生忘れることはないであろう、この時の光景を1枚の写真におさめた。



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なぜ、あなたは写真を撮るのか?<初級>

この投稿は旅写真<初級>の記念すべき一回目の記事です。

これから写真をはじめたい方、すでにカメラを買ってはじめているが初心者のレベルから脱却できない方へ、少しでもお役に立てればと、一般的なHOWTO本などには書かれていないことを重点的に解説していきます。

まず最初に写真、あるいはカメラについて一般的に誤解されている部分を解くため、あなた自身に問いかけていただきたい1つの質問があります。

「なぜ、あなたは写真を撮るのですか?」

写真、カメラにおける役割は多岐にわたり、カタログや報道など事実を伝えるもの、旅行や行事などの記念写真、自分の顔や美味しい食べ物、街中で発見した面白いものなどを撮ってSNSで発表したり、これらは全てカメラやスマホを使用して写真を撮ります。

私のギャラリーを見ていただき、少しでも共感していただける方でしたら、これらとは明確に違う「芸術としての写真」を目指していただきたいのです。

それは自己完結の写真ではなく、誰かに見ていただくという鑑賞者の存在を前提とした写真です。誰かに感動や共感をしていただく、この喜びを知るために「芸術としての写真」を目指してみませんか?

「私は自分の旅の世界を芸術として写真作品にしたい」

「俺は大好きな光景を切り取る芸術作品を生み出したい」

といった具合に、問いに対する答えを決めてみてください。

芸術としての写真活動をはじめるぞ!という決心ができれば、次のステップは明確です。「芸術」なんていうと少し照れくさいかもしれませんが、今日から芸術家を気取ったところで誰にも迷惑なんてかけません。うちに秘めたハートだけでも今日から芸術家になりましょう。

 

EOS1Dx + SIGMA150-600mmF5-6.3DG contemporary F7.1 1/320 ISO100 205mm Lightroom

この写真は2017年の8月に北海道を旅したときのものです。道東を象徴するようなロケーションの北太平洋シーサイドライン 奔幌戸(ポンポロト)の集落付近にて。心に焼きつく旅のワンシーンです。

このような写真が誰でも撮れるよう、当ブログで詳細に解説をしていきます。ただしこれだけは覚えてください。急にうまくなる、ということは絶対にありません。良い作品を撮りたいという情熱を絶やさず、向上心を持ち研究をかさね、目を養い体で覚え、たくさんの失敗写真を撮りながら少しづつ少しづつ上達していくのです。

はじめてカメラを手にする方から見れば、遠い道のりに見えるでしょう。私も初心者のころ上手い人の写真を見て「到底、このレベルまで到達はできない」とよく感じたものです。

近道は無いので教えられませんが、誰も教えてくれなかった上達の秘密をつつみ隠さず公開していきますので、今後もぜひお楽しみにしてくださいませ。

 

つづく



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